「優勝セールの話をしたらアカンねん」
8月17日は阪神がDeNAに敗れたものの、マジック対象となっている広島も敗戦したことでマジック28に。ただ、広島が勝つか引き分けていればマジックは消滅していたわけで、同19日には27まで数字を減らしたものの、今後も阪神と広島の勝ち負けでマジックが消滅したり点灯したりする可能性は十分にある。それに際しての対応について尾島さんが説明する。
「商店街でマジックが消滅した時には『残り試合数』の掲示に戻すかという話になったが、再点灯するまでそのまま残すということに決まりました」
様々な可能性を想定しながらも、商店街も“アレ”への道を後押しすることになる。リーグ制覇となれば優勝記念セールになるはずだが、同商店街振興組合の寺井利一理事長に確認してみるとこんな答えだった。
「今、その話をしたらアカンねん。優勝セールのことをいい出すと負けるジンクスがあるんですわ。だからまだ白紙。商店街にとってはデリケートな問題なんです(笑)」
とはいえ2位広島に7ゲーム差で首位を独走する阪神タイガース。順調にマジックを減らせば9月20日前後に優勝が決まるともみられている。優勝した2003年、2005年には阪神ファンが商店街を埋め尽くしたというが、今年は18年ぶりにマジックが0になるのか。商店街の関係者だけでなく、全国の阪神ファンも注目している。