国内

作家・岩井志麻子さんが語る“同級生の親友”西原理恵子さん、中瀬ゆかりさん 「趣味趣向が一致しなくてもOK」

3人で「平等」につきあうのは無理と岩井さん

3人で「平等」につきあうのは無理と岩井さん

「女の敵は女」「いい恋愛をするのがいい女の証」「友情より恋愛」。そんな風潮はいまや昔。女性同士で助け合ったり、絆を深めようとする「シスターフッド」と呼ばれる概念が注目されている。作家・岩井志麻子さん(58才)が親友について綴る。

 * * *
 昭和39年生まれ・バツイチ・海が近い西日本出身──私が仲よくしている女たち、漫画家・西原理恵子(58才)と新潮社の名物編集者・中瀬ゆかり(59才)とはこんな共通点があります。

 私は岡山、西原は高知、中瀬は和歌山と全員西日本出身。

 海が近いと、普段はサボっていてもいざとなったら銛を片手に飛び込んで行く「お父ちゃん」の姿を見ていたりするからダメ男を容認できるようになる。ダメ男好きというのも3人の共通点の1つですね (苦笑)。

 あとはやはり、同い年には特別な感情があり、学校は違っても同じ時代を生きたという連帯感がある。当時流行った漫画や音楽、好きな芸能人の話で盛り上がれるのは、かけがえのない楽しみだと思います。

 私たちは豪快で社交性があってガハハハと笑うイメージがあるかもしれないけど、実はけっこう人見知りで、世間の見方とは裏腹にどこかおどおどして乙女チックなところがあります。お互いにそれがわかっているから何かあった場合、「友達だから何でも話して」と急き立てるのではなく、「言いたいことがあるなら聞くよ」という受けの姿勢で聞き役に徹します。

 過去には私も「これはシャレにならん」という悩みを西原や中瀬に相談しました。内容によって相手は変わりますが、2人とも「志麻子はどうしたいの?」「何を望んでいるの?」とちょうどいい距離感で話を聞いてくれました。

関連キーワード

トピックス

公選法違反の疑いで刑事告訴され、書類送検された斎藤知事(左:時事通信フォト)と折田楓氏(右:本人SNS)
“公選法違反疑惑”「メルチュ」折田楓氏の名前が行政SNS事業から消えていた  広島市の担当者が明かした“入札のウラ側”《過去には5年連続コンペ落札》
NEWSポストセブン
コンサートでは歌唱当時の衣装、振り付けを再現
南野陽子デビュー40周年記念ツアー初日に密着 当時の衣装と振り付けを再現「初めて曲を聞いた当時の思い出を重ねながら見ていただけると嬉しいです」
週刊ポスト
”薬物密輸”の疑いで逮捕された君島かれん容疑者(本人SNSより)
《28歳ギャルダンサーに“ケタミン密輸”疑い》SNSフォロワー10万人超えの君島かれん容疑者が逮捕 吐露していた“過去の過ち”「ガンジャで捕まりたかったな…」
NEWSポストセブン
中居正広氏の近況は(時事通信フォト)
反論を続ける中居正広氏に“体調不良説” 関係者が「確認事項などで連絡してもなかなか反応が得られない」と明かす
週刊ポスト
スーパー「ライフ」製品が回収の騒動に発展(左は「ライフ」ホームページより、みぎはSNSより)
《全店舗で販売中止》「カビだらけで絶句…」スーパー「ライフ」自社ブランドのレトルトご飯「開封動画」が物議、本社が回答「念のため当該商品の販売を中止し、撤去いたしました」
NEWSポストセブン
「地面師たち」からの獄中手記をスクープ入手
「全てを話せば当然、有罪となっていたでしょう」不起訴になった大物地面師が55億円詐欺「積水ハウス事件」の裏側を告白 浮かび上がった“本当の黒幕”の存在
週刊ポスト
大谷と真美子さんを支える「絶対的味方」の存在とは
《大谷翔平が“帰宅報告”投稿》真美子さん「娘のベビーカーを押して夫の試合観戦」…愛娘を抱いて夫婦を見守る「絶対的な味方」の存在
NEWSポストセブン
「お笑い米軍基地」が挑んだ新作コント「シュウダン・ジケツ」(撮影/西野嘉憲)
沖縄のコント集団「お笑い米軍基地」が戦後80年で世に問うた新作コント「シュウダン・ジケツ」にかける思い 主宰・まーちゃんが語る「戦争にツッコミを入れないと」
NEWSポストセブン
令和最強のグラビア女王・えなこ
令和最強のグラビア女王・えなこ 「表紙掲載」と「次の目標」への思いを語る
NEWSポストセブン
“地中海の楽園”マルタで公務員がコカインを使用していたことが発覚した(右の写真はサンプルです)
公務員のコカイン動画が大炎上…ワーホリ解禁の“地中海の楽園”マルタで蔓延する「ドラッグ地獄」の実態「ハードドラッグも規制がゆるい」
NEWSポストセブン
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さん、撮り下ろしグラビアに挑戦「撮られることにも慣れてきたような気がします」、今後は執筆業に注力「この夏は色んなことを体験して、これから書く文章にも活かしたいです」
週刊ポスト
強制送還のためニノイ・アキノ国際空港に移送された渡辺優樹、小島智信両容疑者を乗せて飛行機の下に向かう車両(2023年撮影、時事通信フォト)
【ルフィの一味は実は反目し合っていた】広域強盗事件の裁判で明かされた「本当の関係」 日本の実行役に報酬を支払わなかったとのエピソードも
NEWSポストセブン