現場復帰に期待の声があがる落合氏(時事通信フォト)
そこで中日の次期監督として、待望論が上がっているのが、かつて黄金時代を築いた落合博満氏だ。中日の監督を2004年から8年間務め、2007年に日本一に輝くなど4度のリーグ優勝を達成。すべての年でAクラス入りを果たした。
落合氏の指揮官復帰への懸念材料のひとつが、69歳という高齢だ。ただ、落合氏をよく知る名古屋のテレビ関係者は「体調面の問題は全くない。年齢はネックになりません」と断言する。
「講演活動や色々なメディアに出演をしているし、YouTubeチャンネルも立ちあげている。昔みたいに何時間も選手にノックするのは厳しいけど、頭の回転は速いし監督業は十分にできると思う。監督を1~2年間やってコーチを育てながら後継者にバトンタッチする形が理想だと思います。阪神の岡田彰布監督もそうだけど、年を重ねて落合さんも丸くなった。自分の息子より下の年齢の選手たちが多いし、うまくコミュニケーションを取るでしょう。すぐに優勝は現実的な目標ではないが、『勝つ組織』を作り直す上で落合さんが中日の次期監督に適任だと思います」
落合氏は4月に自身のYouTubeチャンネルで、「中日の監督復帰の可能性」に言及している。スタッフから質問された際、「いや、それはもう白井(文吾)さんがオーナーを退いちゃったんでね。まぁ……ないでしょう。でも中日がこれだけ低迷してる中で、オーナーが“勝つのは簡単だよ。でも、それは皆さんが許さないんだろう?”って言った話は、ちょっと小耳に挟んだけどね。だから中日でやるっていうことはまずないでしょう」と語っていた。
中日が本気で生まれ変わりたいのならば、落合氏の「第2次政権」は検討の価値があると思うが──。
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