2014年にはフジの番組に復帰
「白血病は、感染症にかかるのが一番怖い。一時退院のときに行った焼き鳥屋でお通しに混ざっていた鳥のたたきからカンピロバクター菌をもらってしまい、大変だったそうです。ヘルペスになったときはそれ以上のピンチに陥り、トイレまで歩くのさえ困難な状態に。幸いなんとか持ち直しましたが、ヘルペスがさらに広がっていたら、最悪の事態もありえたと聞きました。
しかし精神的に一番辛かったのは、彼の母親が亡くなったときではないでしょうか。病気のせいで葬儀に出られず、『こんな親不孝はない』と気落ちしていました」
苦悩の中でも懸命に復帰を目指し、2013年4月から始まった新番組『アゲるテレビ』(フジ系)の総合司会を務めることが決定。しかし復帰目前で再発がわかり、再入院することになった。大塚アナの出演が一度も実現しないまま、『アゲるテレビ』も同年9月に終了してしまう。
再入院してからテレビ番組などにゲスト出演する機会は何度かあったものの、それすらも途絶え、大塚アナがメディアから姿を消して5年以上が経つ。彼の近況は、業界の人間さえも知らないそうだ。
「大塚アナは人付き合いを大切にする性格のため、入院中はたくさんの見舞客が病室を訪れましたし、彼も笑顔で受け入れていました。しかし現在、大塚アナの近況というのは、アナウンサー仲間でさえも知りません。NHK時代の同期で、終生のライバルと互いに認める佐塚元章アナでさえも連絡が取れていないそうです。
以前はごく少数のフジテレビ社員だけが連絡を取っているとは聞きましたが、今はそれもどうだか……。心境もしくは体調面での変化が何かあったのかもしれません」(前出・テレビ局関係者)