芸能

プリプリ&米米CLUBが奇跡の共演 Kアリーナ横浜の記念ライブで石井竜也と奥居香が登場、大ヒット曲を披露

シャウトする岸谷(左)と石井(右)

シャウトする岸谷(左)と石井(右)

《大トリの石井さんがやってくれました!》、《岸谷さんのプリプリ時代の名曲に涙腺崩壊!》。9月下旬、SNSに懐かしいアーティストの名前が飛び交った。石井さんとは米米CLUBの石井竜也(64才)で、岸谷さんは元プリンセス プリンセス(以下プリプリ)の岸谷香(56才)のことである。1980年代から1990年代にかけて一世を風靡した2大バンドのボーカルが極秘裏にライブを行ったのは9月22日。神奈川県横浜市にオープンするKアリーナ横浜の内覧会で行われた記念ライブのひと幕だった。

「Kアリーナは不動産大手のケン・コーポレーションが音楽イベントのために建設したキャパ2万人超の大型施設で、9月29日のこけら落としには地元出身のゆずが出演するそうです。その後もスピッツや福山雅治さん、King & Princeなどのコンサートが予定され大きな注目を集めています」(レコード会社関係者)

 記念ライブの情報は完全クローズドで、出演者の事前告知もなし。招待されたのは同社の取引先や抽選で当たった人だった。

 誰がステージに上がるのかも直前まで伏せられていたため、ライブ当日に一青窈(47才)や相川七瀬(48才)、稲垣潤一(70才)といった大物アーティストが次々に登場すると会場は大盛り上がり。特に客席を沸かせたのが岸谷と、大トリを務めた石井のステージだった。

「岸谷さんはプリプリ時代の大ヒット曲『Dimonds』と『M』、石井さんは米米CLUBの『君がいるだけで』と『浪漫飛行』を熱唱しました。機材の不調で石井さんの入場が仕切り直されるひと幕があったものの、トラブルも含めてエンターテインメントに昇華する石井さんらしい演出で観客を楽しませていたそうです」(前出・レコード会社関係者)

 プリプリは日本の音楽史上、女性だけのメンバーでもっとも成功したバンドといわれる。デビューは1986年。1989年の『Diamonds』が累計170万枚以上を売り上げる大ヒットとなり、本格的なブレークを果たす。『Diamonds』をきっかけに過去の楽曲にも注目が集まり、1987年発表のセカンドシングル『世界でいちばん熱い夏』は、1989年7月にCD化して再リリースされ、こちらも86.5万枚のヒットを記録した。

「1996年にバンドが解散し、俳優の岸谷五朗さんと結婚してからも岸谷さんは音楽活動を続け、2017年には『Unlock the girls』というガールズバンドを結成しました。2児の母となった現在も精力的にライブ活動を行い、最近のインタビューでも“56才のシャウトを聴いてほしい”と熱く語っています」(芸能リポーター)  

 一方、1982年に結成された米米CLUBは、JALのCMソングに採用された『浪漫飛行』が売上枚数170万枚を突破。1992年のドラマ『素顔のままで』(フジテレビ系)の主題歌に採用された『君がいるだけで』は300万枚近くを売り上げる金字塔を打ち立てた。

「メンバーの脱退などを経てバンドは1997年に解散したものの2006年に再結成しています。石井さんは、昨年出演した『SONGS』(NHK)で解散した理由を映画の興行的な失敗で背負った10億円の借金だったことを明かしていました。岸谷さんとは同時代に活躍した“同志”のような関係。40年ほど前の同時期にデビューし、バンドの解散を経て、いまも同じ舞台で歌っているなんて、奇跡的ですよね」(前出・芸能リポーター)

 サプライズで実現した2大ボーカルの“競演”に観客は酔いしれていたという。

※女性セブン2023年10月12・19日号

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン