ライフ

藤井聡太七冠がタイトル戦で訪れた「対局の宿」と勝負めし “対局した部屋”に泊まれるプランも

第81期名人戦 七番勝負 第5局(2023年5月31日・6月1日)1日目の「信州ポーク勝カレー」

第81期名人戦 七番勝負 第5局(2023年5月31日・6月1日)1日目の「信州ポーク勝カレー」 (『緑霞山宿 藤井荘』長野県高山村)

 前人未踏の八冠全制覇に王手をかけた藤井聡太七冠。天才棋士と、対局を支えた全国の交流秘話をたずねる──。

「やっと、やっと始まりました!」。王位戦第4局が開幕した今年8月15日、佐賀県の和多屋別荘がSNS「X」(旧・ツイッター)で投稿すると、大きな反響を呼んだ。同旅館での防衛戦は2021年が豪雨、2022年が新型コロナの影響で中止になった背景があり、3年越しの地元悲願の対局の実現に「万感の思いがあふれた」(担当者)という。

 対局の場に選ばれた宿では、時間をかけて“勝負めし”“勝負おやつ”を考案するなど準備を進め、万全のおもてなしの態勢で対局を支える。対局者が昼食や夕食で選ぶメニューには地元の食材や名物が使われることも多く、郷土料理も登場する。特に藤井七冠の“勝負めし”は全国から注目を集め、地域振興の起爆剤にもなっている。対局した部屋に宿泊できるなど追体験を楽しめる宿もある。

 藤井七冠が勝負めしを堪能した宿、さらに「藤井聡太を追体験できる宿」を紹介しよう。

食べて勝った!ここ一番の勝負めし

●『緑霞山宿 藤井荘』(長野県高山村)

 森鴎外など文人墨客にも愛された老舗旅館。最年少名人獲得記録を40年ぶりに更新するとともに、史上2人目の七冠を最年少で達成。

住所:長野県上高井郡高山村山田温泉3563

2日目に食べた「信州そばと天ぷら御膳」

2日目に食べた「信州そばと天ぷら御膳」(『緑霞山宿 藤井荘』長野県高山村)

●『金沢東急ホテル』(石川県金沢市)

 兼六園が徒歩圏内にある金沢の中心街に立地。羽生九段の挑戦を受け、1勝1敗で迎えた第3局は勝利で飾り、初防衛へ歩を進めた。

住所:石川県金沢市香林坊2-1-1

金沢の郷土料理・治部煮をアレンジした2日目の昼食「治部煮うどん」

金沢の郷土料理・治部煮をアレンジした2日目の昼食「治部煮うどん」(『金沢東急ホテル』石川県金沢市)

第72期ALSOK杯王将戦 七番勝負 第3局(2023年1月28日・29日)1日目の「ズワイ&香箱蟹丼」

第72期ALSOK杯王将戦 七番勝負 第3局(2023年1月28日・29日)1日目の「ズワイ&香箱蟹丼」(『金沢東急ホテル』石川県金沢市)

関連記事

トピックス

国民民主党の玉木雄一郎代表、不倫密会が報じられた元グラビアアイドル(時事通信フォト・Instagramより)
《私生活の面は大丈夫なのか》玉木雄一郎氏、不倫密会の元グラビアアイドルがひっそりと活動再開 地元香川では“彼女がまた動き出した”と話題に
女性セブン
バラエティ番組「ぽかぽか」に出演した益若つばさ(写真は2013年)
「こんな顔だった?」益若つばさ(40)が“人生最大のイメチェン”でネット騒然…元夫・梅しゃんが明かしていた息子との絶妙な距離感
NEWSポストセブン
前伊藤市議が語る”最悪の結末”とは──
《伊東市長・学歴詐称問題》「登場人物がズレている」市議選立候補者が明かした伊東市情勢と“最悪シナリオ”「伊東市が迷宮入りする可能性も」
NEWSポストセブン
日本維新の会・西田薫衆院議員に持ち上がった収支報告書「虚偽記載」疑惑(時事通信フォト)
《追及スクープ》日本維新の会・西田薫衆院議員の収支報告書「虚偽記載」疑惑で“隠蔽工作”の新証言 支援者のもとに現金入りの封筒を持って現われ「持っておいてください」
週刊ポスト
ヴィクトリア皇太子と夫のダニエル王子を招かれた天皇皇后両陛下(2025年10月14日、時事通信フォト)
「同じシルバーのお召し物が素敵」皇后雅子さま、夕食会ファッションは“クール”で洗練されたセットアップコーデ
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
【長野立てこもり殺人事件判決】「絞首刑になるのは長く辛く苦しいので、そういう死に方は嫌だ」死刑を言い渡された犯人が逮捕前に語っていた極刑への思い
NEWSポストセブン
米倉涼子を追い詰めたのはだれか(時事通信フォト)
《米倉涼子マトリガサ入れ報道の深層》ダンサー恋人だけではない「モラハラ疑惑」「覚醒剤で逮捕」「隠し子」…男性のトラブルに巻き込まれるパターンが多いその人生
週刊ポスト
問題は小川晶・市長に政治家としての資質が問われていること(時事通信フォト)
「ズバリ、彼女の魅力は顔だよ」前橋市・小川晶市長、“ラブホ通い”発覚後も熱烈支援者からは擁護の声、支援団体幹部「彼女を信じているよ」
週刊ポスト
ソフトバンクの佐藤直樹(時事通信フォト)
【独自】ソフトバンクドラ1佐藤直樹が婚約者への顔面殴打で警察沙汰 女性は「殺されるかと思った」リーグ優勝に貢献した“鷹のスピードスター”が男女トラブル 双方被害届の泥沼
NEWSポストセブン
出廷した水原一平被告(共同通信フォト)
《水原一平を待ち続ける》最愛の妻・Aさんが“引っ越し”、夫婦で住んでいた「プール付きマンション」を解約…「一平さんしか家族がいない」明かされていた一途な思い
NEWSポストセブン
公務に臨まれるたびに、そのファッションが注目を集める秋篠宮家の次女・佳子さま(共同通信社)
「スタイリストはいないの?」秋篠宮家・佳子さまがお召しになった“クッキリ服”に賛否、世界各地のSNSやウェブサイトで反響広まる
NEWSポストセブン
司組長が到着した。傘をさすのは竹内照明・弘道会会長だ
「110年の山口組の歴史に汚点を残すのでは…」山口組・司忍組長、竹内照明若頭が狙う“総本部奪還作戦”【警察は「壊滅まで解除はない」と強硬姿勢】
NEWSポストセブン