ソフトバンクの佐藤直樹(時事通信フォト)
白のTシャツと短パンという部屋着姿で複数の警察官に囲まれて、焦った表情を浮かべるのは、福岡ソフトバンクホークス・佐藤直樹選手(27)だ。今年の3月、当時婚約者のA子さんに対し、顔面や左前腕を殴打するなどし、警察が介入する事態となっていたことが、『NEWSポストセブン』の取材で分かった。この一件をめぐり、双方が警察へ被害届を提出しているという。
2019年にドラフト1位で入団後、育成契約への降格も経験。今季、見事な復活を遂げ、レギュラーの座を掴みかけていた“鷹のスピードスター”に一体何が──。
佐藤は報徳学園高校を卒業後、JR西日本に入社。50メートル5秒8という俊足と遠投120メートルの強肩を買われ、ホークスに入団。プロ入り当初は「次代のリードオフマン」として期待を集めた。スポーツ紙記者が語る。
「2軍では活躍する時期もありましたが、1軍では伸び悩み2023年のオフに戦力外通告を受けました。それでも育成契約を結び直し、2024年に2軍で好成績を残して同年6月に支配下登録。1軍に戻った佐藤は、今季、キャリアハイとなる104試合に出場して2桁盗塁を記録。8月7日のロッテ戦では勝ち越しの決勝打を放つなど、勝負強さが光り、チームのリーグ優勝に貢献しました。現在は登録抹消されていますが、CS中に再登録されれば、ひとつの走塁や守備が勝敗を分ける短期決戦においてキーマンになり得る」