手術には2時間半ほどかかった
とはいえ、実際手術を受ける場面では、HAL氏が想像していたよりも苦戦することになったという。
「手術を受ける前から、まぶたをつまんでみて『このくらいの痛みだよ』と言って、練習はしていたんですけど、その場に行ったら、緊張のせいか麻酔が効きづらく、手術中に娘がパニックになって、泣き出してしまいました。1時間ぐらい暴れたり、過呼吸を起こしたりと大変でしたが、看護師さんも一緒に泣きながら、なんとか落ち着かせました。
そのあと、担当医に『どうしますか? 続けますか?』と聞かれ驚きました。その時点であとはすでに縫うだけだったので、『いや、ここまでしたのに!』と思いました。もしここでやめてしまったら、ただ娘を痛めつけただけになりますし、整形においては麻酔の注射が1番痛くて、縫うのは痛くないですから。なので、『続行してください』と担当医に伝えました。担当医は、娘の好きな歌を歌いながらその場を和ませて手術を続けてくれました。手術自体は2時間半ほどかかりましたね」(同前)
整形は無事成功したというが、その後、周囲の反応に悩まされることもあったという。
「本人はクラスの女の子から、『可愛くなったね』とか、『私もやってみたい』などと言われたりして喜んでいました。ただ、男の子には冷やかされたりして、娘が泣いて帰ってきてしまったことがありました。
今はまだ整形でバッシングを受けることもある時代だけど、娘がまた他の箇所の整形をしてみたいとか言い出してくれたらいいなと思います。私は将来、娘に整形をやってよかったって思ってもらえると信じています」(同前)