CS突破でも商店街としてのセールはないという
「残り試合数」でも「必要な勝利数」でもないマジック
阪神が勝利した翌日にマジックを減らす担当のペットショップ店長・尾島晴己さんに聞いてみた。
「CSのファーストステージが始まった時点で、阪神の残り試合(が最も多い場合)の『マジック6』を点灯させたんです。ファイナルステージで、阪神が1つ勝つごとにマジックの数字を『2』ずつ減らしていくことに決めました。あと3勝で『6』、あと2勝で『4』、あと1勝で『2』、さらに勝つと『0』になるという計算です」
謎な仕組みにも思えるが、とにかく商店街ではそういう“ルール”に決めたのだという。その結果、「残り試合数(が最も多い場合)」の数字でもなく、「日本シリーズ進出のために必要な勝利数」の数字でもない“マジック”が誕生したわけだ。
「阪神の日本シリーズ進出のための勝利数にして『マジック3』からのスタートでもよかったんですが、『6』からと決めましたので。CSは勝つことが前提みたいな雰囲気で、関心が低いのか阪神ファンからは何も言われたことがないですね。わけもわからずスマホで写真を撮っていく人はいますが」(尾島さん)