兄は「孫を連れて帰省」
遺体で発見された女子高校生
安栖容疑者の自宅は事件現場から約60キロほど離れた埼玉県熊谷市にある。ここで祖母と両親と4人で暮らしていた。近隣住民は家族の様子をこう語る。
「あまり近所付き合いをしていたほうではないですけど、トラブルも無かった。達也くんのお兄さんはすでに結婚して実家を出ていて、たまにお孫さんを連れてきて帰省しています。亡くなったお祖父さんは自衛隊出身で厳しい方だったと聞いています。事件後、両親は見かけず、いまは祖母が1人でひっそり暮らしています」
安栖容疑者も近所との交流を避けていたわけでは無かった。別の近隣住民はこう語る。
「春先の平日朝7時ごろ、ゴミ出しに出たときにたまたま会ってね。『おはようさん』って言ったら、彼も頭を下げて。『今日おやすみ?』って聞いたら、『僕会社辞めたんです』って返してきて。その時に、『僕、これから仕事探すんです』『28(歳)なんですよ』って言ってたから、『28歳はまだ若い若い、頑張って!』と話しました」
同級生は安栖容疑者について「大人しい人」「あまり目立たない人」と口を揃えるが、共通の趣味を持つ人間とは交流を続け、近況を吐露していた。安栖容疑者の直近の様子を知る男性はこう語る。