ライフ

外国人観光客向け“スナック”ツアーに密着、1人1.5万円で2店舗体験 素朴な疑問にママが回答

左からミーヤさん、ザックさん、クリスさんとカズさん

左からミーヤさん、ザックさん、クリスさんとカズさん

 日本の文化体験の新たな場としてスナックが注目を集めている。2022年12月から始まった外国人向けスナックツアー主催のオンラインスナック横丁文化株式会社の代表、五十嵐真由子氏は語る。

「スナックは全国で10万店舗あり、コンビニよりも多いと言われています。店舗ごとに趣が違い、客同士も仲良くなれる雰囲気は日本独特の古き良き飲み屋の魅力が詰まっています。外国人観光客が楽しめる夜の遊び場不足だと言われている今、スナック文化を伝えたいと思って始めました」

 とはいえツアーを始めるにはママの協力が必要不可欠。これはかなり苦戦した。

「やはりスナックには常連客を大事にする精神があります。そこに異文化の外国人客が現われたら常連客にとっては居心地が悪くなるのではないかという、ママたちの大きな危惧がありました。そのため、ツアーには必ず通訳をつけることを条件に了承をもらった20店舗様にご協力をいただいている状況です」

 ツアー協力店舗は現在のところ新橋、浅草、新宿、原宿、人形町と都内の店舗が中心だ。

「今後はさらにニッチなエリアで、全国各地にツアーを拡大していきたいです」

 ツアー費用は一人1万5000円で2店舗を巡る。

 今回は10月某日に新橋で行なわれたモロッコ人、ドイツ人、ニュージーランド人ら4人が参加したツアーに密着した。

 ミーヤさん(36歳、ドイツ)、ザックさん(33歳、モロッコ)、クリスさん(48歳、ニュージーランド)と、日本人の友人・カズさん。新橋駅前のSL広場で「レッツ、スナック~」と叫んでツアー開始。

 1軒目は「おうち処はづき」(新橋)。ゴルフ歴7年の礼子ママ。お酒を遠慮している人に対し注ぎながら「まあまあ」「おっとっと」という定番のやり取りをレクチャーする。ここでは「はづき」ではパター大会が始まった。

ゴルフ歴7年の礼子ママ。お酒を遠慮している人に対し注ぎながら「まあまあ」「おっとっと」という定番のやり取りをレクチャーする

ゴルフ歴7年の礼子ママ。お酒を遠慮している人に対し注ぎながら「まあまあ」「おっとっと」という定番のやり取りをレクチャーする

ゴルフスナック「はづき」ではパター大会が始まった

ゴルフスナック「はづき」ではパター大会が始まった

関連記事

トピックス

運転席に座る広末涼子容疑者
《事故後初の肉声》広末涼子、「ご心配をおかけしました」騒動を音声配信で謝罪 主婦業に励む近況伝える
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
鶴保庸介氏の失言は和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏にも逆風か
「二階一族を全滅させる戦い」との声も…鶴保庸介氏「運がいいことに能登で地震」発言も攻撃材料になる和歌山選挙区「一族郎党、根こそぎ潰す」戦国時代のような様相に
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏に「自民入りもあり得るか」聞いた
【国民民主・公認取り消しの余波】無所属・山尾志桜里氏 自民党の“後追い公認”めぐる記者の直撃に「アプローチはない。応援に来てほしいくらい」
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
遠野なぎこさん(享年45)、3度の離婚を経て苦悩していた“パートナー探し”…それでも出会った「“ママ”でいられる存在」
NEWSポストセブン
レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《産後“ファッション迷子期”を見事クリア》大谷翔平・真美子さん夫妻のレッドカーペットスタイルを専門家激賞「横顔も後ろ姿も流れるように美しいシルエット」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
NEWSポストセブン