辰年に“龍”を祀る寺社をめぐってみませんか?
鞍馬寺の手水の蛇口も龍が施されている
京都には「雲龍図」と呼ばれる龍が天に昇る様子が天井に描かれた寺社が多くあり、嵯峨嵐山にある世界遺産の「天龍寺」や現存最古の法堂に描かれた上京区の「相国寺」などが有名。辰年にめぐってみるとご利益があるかも。
大徳寺 龍源院
【大徳寺 龍源院】(北区)
「大徳寺」の塔頭寺院「龍源院」のふすまに描かれている「龍」の絵は作者不明だが、江戸時代以前に描かれたといわれている。枯山水の庭園も美しい。
建仁寺
【建仁寺】(東山区)
日本画家の巨匠・小泉淳作が2002年に建仁寺創建800年を記念し、約2年の歳月をかけて描いた水彩画「双龍図」。畳108畳分にも相当する大きさでまさに圧巻の大作だ。
瀧尾神社
【瀧尾神社】(東山区)
JR東福寺駅から徒歩5分のところにあり、拝殿には8mの長さを誇る龍の彫刻が拝める。大丸百貨店の創業者が毎日参拝したことから、仕事運のご利益があるとされる。
南禅寺
【南禅寺】(左京区)
明治42年に再建された法堂の天井に描かれたとぐろを巻いた龍「蟠龍」の絵は、明治・大正に活躍した日本画家・今尾景年が描いた大作といわれる。
※拝観料がかかる場合があります。また、事情により休みや公開していないこともありますので、ホームページなどで事前に確認してください。
取材・文/浅島尚美、廉屋友美乃 撮影/奥田珠貴、竹崎恵子
※女性セブン2024年1月1日号