──アルバムのなかでも、特にこの曲の話をしておきたい!という曲をあげるなら、何でしょう?
佐藤「『You……』という曲があるんですけど、アルバム唯一のバラードなんです。ぼくがやりたくて、知り合いから楽曲を提供してもらって、メンバーにも聞いてもらったらみんなもいいと言ってくれてやることになりました! だからぼくの中でも思い入れがすごく強い曲ですし、女性の恋愛観でバラードをやるのも久々かなと」
moca「そうだね」
佐藤「女子をメインにした歌にも注目してもらえたらなーと。女性の方が失恋した後も、ひねくれていない人が多い気がするんですよね」
honoka「いや、それは男女関係ないでしょ(笑い)」
佐藤「そうか(笑い)。失恋したけど明るくいたい自分と、でも相手のことをすごく好きだったからいまでも思っているというよという歌詞の世界になっています」
──アルバムのアートワークは、どんなイメージだったんでしょうか?
佐藤「LIFE! 大地みたいな感じですね」
honoka「そうだね。衣装もアースカラーだしね」
小見山「最初、青っていう案もあったよね?」
moca「そうそう! 衣装が青の案もあったんだよね」
hibiki「大地、海、空……みたいな生物につながるようなイメージのアートワークになっています」
──2024年はこのアルバムからスタートだと思いますが、今年中に実現させたい夢はありますか?
小見山「まずは2024年の始まりにこのアルバムを届けて、その後にツアーがあるのでファンのみなさんに直接、日ごろの感謝の気持ちを届けたいです」
──今年のデビュー記念日が来ると9周年を迎えることになりますし、10周年も見えてきていると思います。改めてアーティスト人生を振り返ったときに、特に印象に残っている年や転機をあげるならいつになりますか?
moca「コロナ禍になったときですね。コロナが流行してから、エンターテインメントや音楽業界が世の中に受け入れてもらうのが難しい状況になったときが、いちばん乗り越えなくてはならなかった時期だったなと思います。やっぱり2年くらいライブが一気になくなってしまって、私たちが主軸としていた音楽を届けるということが思うようにできなくなって……。その時期がちょうど5周年を迎えてからだったので、すごくもどかしい気持ちもありました。だからこそ、そこを乗り越えて私たちもう1回やろう!と気持ちがひとつになった出来事でもあったなと思います」
hibiki「hibikiの中では、コロナ開けですね。lolとしてデビューしてから、ずっと走り続けてきた感じだったんです。デビュー当時からリリースして、リリースイベントをして、ライブをして……という活動をしてきた中で、コロナになって初めて休憩ができたんですね」