応援コメントも1290件を超え、「必ず復活できると信じています」「元気になった輪島塗を楽しみにしています」「輪島塗の復活が能登の復興につながると思います」「伝統が絶えぬよう応援しています」といった温かいメッセージが全国から寄せられている。
輪島塗は国の重要無形文化財に指定されており、1つの作品をつくるのに6~7人もの専門化した職人が携わる分業制が大きな特徴。完成まで124もの工程を経る。
田谷さんによると、輪島では人口の約5%の人々が輪島漆器関連の仕事に従事しているという。その輪島塗業界全体が未曾有の被害を受け、製造を再開できない状況にある。今回の被災によって廃業する事業者や離職してしまう職人が増えることが心配されており、クラウドファンディングでは、できる限り多くの漆器店に均等に仕事が行き渡るように努力するとしている。
田谷さんは「復興のシンボルとなるような輪島塗を、輪島全体で作り上げてお客様にお届けします」と決意を述べている。