長谷直美

長谷直美

 亀和田氏が風俗店で働く女性とトークするコーナーもあり、着用していた下着を視聴者プレゼントにしていた。

「印象的だったのは、当時、柳家小きん名だった落語家の桂三木助さんです。六本木の街で目立つ女性を見つけてインタビューするコーナーに出ていましたが、遊び人の典型みたいなキャラクターで、軽い会話の中で経験人数など今では不適切なことをポンポン聞いていましたね」

 そのテレ朝は同年に『グッドモーニング』(1984年4月~1986年9月)もスタートさせている。泉氏が振り返る。

「深夜24時半からの番組なのに、“世界一早いモーニングショー”と称するシャレた番組でした。大島智子さん(現・大島さと子)が司会で、ダウンタウン浜田(雅功)さんの妻の小川菜摘さんもメンバーだったオナッターズが、エロギャグソングを歌っていた。『てん・ぱい・ぽん・ちん体操』というエアロビクスのお色気パロディもあり、どこか笑いのある、エロコミな番組でしたね」

 この番組で人気を博したオナッターズは、セクシーアイドルユニットの先駆けとなった。

 さらに多くの人たちの印象に残ったのが、平成まで続いた長寿番組『トゥナイト』(1980年10月~1994年3月/テレ朝系)だ。山本晋也監督の風俗店レポートのコーナーが大人気になった。

「80年代は、風俗産業に活気があって、ノーパン喫茶や覗き部屋から始まり、棺桶に入って風俗を楽しむとか、バカバカしい風俗がいっぱいあった。そこに山本晋也監督がレポートに行って、“ほとんどビョーキ”と笑いを取っていた」(同前)

 このフレーズが批判されるどころか流行語になったのだから、隔世の感がある。

後編へ続く

※週刊ポスト2024年3月22日号

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