商店街のマジックはいつまで143のままなのか
V逸確率が急上昇!?
尾島店長は「今年は開幕戦から毎日脚立に上がりたい」と口にしたが、開幕2連続完封負けで、むしろ頭によぎるのは2022年の矢野阪神の悪夢の再現ではないか。
開幕戦結果を報じる3月30日付の日刊スポーツ大阪版は不吉なデータを掲載している。阪神の開幕戦黒星は2022年のヤクルト戦(8対10)以来で、完封負けは1998年の吉田義男監督時代の横浜戦(0対8)以来、26年ぶり6度目となる。開幕戦で完封負けした1988年、1996年、1998年の3シーズン連続最下位でシーズンを終え、過去5回は優勝がないと報じている。
昨年は阪神・岡田監督の談話を好意的に大きく紹介したスポーツ各紙だが、今年は同じようにはいかなそうだ。在阪のスポーツ紙に編集委員が言う。
「岡田監督が就任前に専属評論家をしていたデイリーや親しい記者のいるスポニチは岡田監督の擁護派になるが、巨人の機関誌のスポーツ報知や、サンスポ、日刊スポーツは調子を落とせば批判に舵を切っていく。去年と同じような好意的な紙面一色にはならない。日刊スポーツが早々にV逸を示唆するデータを出してきたことからもよくわかる」
シーズン初白星はおろか、初得点も遠い。ファンもチーム関係者も不安のなかで勝利を心待ちにしているはずだ。