ライフ

航空機を安全に離着陸させるための「グランドハンドリング」業務 入社8年目“グラハン女子”は「事故がないように安全に業務を遂行していきたい」

出発する旅客機に手を振って見送る「グッバイウェーブ」(写真提供/ANA)

出発する旅客機に手を振って見送る「グッバイウェーブ」(写真提供/ANA)

 グランドハンドリング(以下、グラハン)は、航空機の停止位置への誘導や荷物を積んだコンテナの運搬など、飛行機を安全に離着陸させるための地上業務を担当する。今年1月に羽田で起きた航空機衝突事故では、付近のANAのグラハン職員も乗客の避難誘導やケアに努め、注目が集まった。

 コロナ下の離職で人手不足が叫ばれる航空業界だが、グラハン担当者は減っておらず、女性の割合は約2割に増加中だ。

「男性が多く力仕事が多いイメージを持たれますが、性別関係なく働ける環境を整備しています」(ANAエアポートサービス小山田亜希子社長)

 2月には「グラハン女子」を主役に据えた少女漫画が月刊誌『ベツコミ』(小社刊)で連載開始。ANA全面協力のもと、裏方スタッフのドラマに光を当てる。グラハン業務に従事する入社8年目の薄葉七海さんはやりがいを語る。

「暑くても寒くても雪が降っても働く環境です。大変な時もありますが、事故がないように安全に業務を遂行していきたいです」

※週刊ポスト2024年4月12・19日号

グランドハンドリングとして活躍する薄葉さん。手に持つのは漫画『ブルーフライト~グラハン女子物語~』の掲載誌(作・のの子)。撮影/横田紋子

グランドハンドリングとして活躍する薄葉さん。手に持つのは漫画『ブルーフライト~グラハン女子物語~』の掲載誌(作・のの子)。撮影/横田紋子

関連記事

トピックス

インタビュー中にアクシデントが発生した大谷翔平(写真/Getty Images)
《大谷翔平の上半身裸動画騒動》ロッカールームでのインタビューに映り込みリポーター大慌て 徹底して「服を脱がない」ブランディングへの強いこだわり 
女性セブン
映画『八日目の蝉』(2011)にて、新人俳優賞を受賞した渡邉このみさん
《ランドセルに画びょうが…》天才子役と呼ばれた渡邊このみ(18)が苦悩した“現実”と“非現実”の境界線 「サンタさんを信じている年齢なのに」
NEWSポストセブン
アーティスト活動を本格的にスタートした萌名さん
「二度とやらないと思っていた」河北彩伽が語った“引退の真相”と復帰後に見つけた“本当に成し遂げたい夢”
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、小泉家について綴ります
《華麗なる小泉家》弟・進次郎氏はコメ劇場でワイドショーの主役、兄・孝太郎はテレビに出ずっぱり やっぱり「数字を持っている」プラチナファミリー
女性セブン
調子が上向く渋野日向子(時事通信フォト)
《渋野日向子が全米女子7位の快挙》悔し涙に見えた“完全復活への兆し” シブコは「メジャーだけ強い」のではなく「メジャーを獲ることに集中している」
週刊ポスト
1966年はビートルズの初来日、ウルトラマンの放送開始などが話題を呼んだ(時事通信フォト)
《2026年に“令和の丙午”来たる》「義母から『これだから“丙午生まれの女”は』と…」迷信に翻弄された“昭和の丙午生まれ”女性のリアルな60年
NEWSポストセブン
6月2日、新たに殺人と殺人未遂容疑がかけられた八田與一容疑者(28)
《別府ひき逃げ》重要指名手配犯・八田與一容疑者の親族が“沈黙の10秒間”の後に語ったこと…死亡した大学生の親は「私たちの戦いは終わりません」とコメント
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問される佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
《ブラジルへ公式訪問》佳子さま、ギリシャ訪問でもお召しになったコーラルピンクのスーツで出発 “お気に入り”はすっきり見せるフェミニンな一着
NEWSポストセブン
渡邊渚さんが性暴力問題について思いの丈を綴った(撮影/西條彰仁)
《渡邊渚さん独占手記》性暴力問題について思いの丈を綴る「被害者は永遠に救われることのない地獄を彷徨い続ける」
週刊ポスト
 6月3日に亡くなった「ミスタープロ野球」こと長嶋茂雄さん(時事通信フォト)
【追悼・長嶋茂雄さん】交際40日で婚約の“超スピード婚”も「ミスターらしい」 多くの国民が支持した「日本人が憧れる家族像」としての長嶋家 
女性セブン
母・佳代さんと小室圭さん
《眞子さん出産》“一卵性母子”と呼ばれた小室圭さんの母・佳代さんが「初孫を抱く日」 知人は「ふたりは一定の距離を保って接している」
NEWSポストセブン
PTSDについて大学で講義も行っている渡邊渚さん(本人提供)
渡邊渚さんが憤る“性暴力”問題「加害者は呼吸をするように嘘をつき、都合のいい解釈を繰り広げる」 性暴力と恋愛の区別すらできない加害者や擁護者への失望【独占手記】
週刊ポスト