ハイブランドバックを片手に颯爽と飛行機に乗るみやぞん(インスタグラムより)
配られたバッジには笑顔の2人
話は冒頭の「あらぽんトークライブvol.2」に戻る。18時、ジーパンにシャツ、キャップとスニーカーというラフな装いで登場したあらぽん。まばらな観客席に向かい、「いいですね。この感じ最高です。こういう場所。めちゃくちゃ落ち着く」と、コメント。2時間のライブでは、テレビに出だした頃の思い出、現在ハマっているという「ひょうたん」、そして娘について熱く語った。今後はひょうたんを加工してストラップやオブジェを作成する「ひょうたん芸人」として活動していく構想も明らかにした。
そうしたなかライブ終盤、ついにあらぽんが解散について口を開いた。
「コンビ最後の日なので、その話をしようかと思ったんですけど、3か月でいろいろ起きちゃったので。今ブログに最後の日記みたいなのを一応書いて……」と説明。その解散の心情を綴ったというブログにはこう記されていた。
《コンビ歴23年間という長い時間 ただお笑いで売れたいという目標だけをみてきた期間だったと思います(略)苦しいなという事を本気で思い出せばどんどん出てくると思います(略)だいたいが墓まで持っていくような話ばかりだと思うんですよ だから過去におきた ほんと苦しい事をわざわざ思い出してまた嫌な気持ちになる必要はないと思ってしまいます なので苦しい、嫌な事はね もう忘れました》(一部抜粋)
実際にライブで解散についての具体的な言及はほとんどなく、よほど苦しい思い出だったのだろうか。だが、ライブ終了後のあらぽんに悲壮感はなく、ファンとの記念撮影に応じ、「ANZEN漫才」のバッジが配られた。そのバッジには、みやぞんとあらぽんが笑顔で写っていた。
お互いのインスタアカウントに、コンビ名を残しながらも相互フォローはない。最後までSNSで解散について言及することはなかったみやぞん。“世界の果てまで”行ってしまったのだろうか。
*14時09分、あらぽんさんご本人からの指摘により観客数が10人だったことがわかったため加筆修正しました。