一方『ロサンゼルス・タイムズ』は同日、大谷が水原容疑者の出頭を受けて「個人的にはこれで一区切りついた。今後は野球に集中したい」とコメントしたと報じている。
「当初は捜査にもう少し時間がかかりそうだという話もあったなかなので、思ったよりも早くことが片付いたといえるかもしれません。しかし、裁判の進展があるたびに、大谷選手へのコメントが求められる場面も多くあるでしょう。また、水原容疑者は謝罪したいと言っていますが、水原容疑者が動けば大谷選手の動向にも注目が集まり、それがまた負担になってしまう。つまり、何をしても大谷選手の足を引っ張りかねないということです。大谷選手のことを思うならば、できるだけ静かにしているほかないのかもしれませんね」
今シーズンは開幕から40打席ホームランが出なかった大谷。その期間に“体調不良”があったと大谷本人もコメントしており、水原容疑者の違法賭博騒動が少なからず影響していると見ることもできるだろう。
「ただ、大谷選手がすごいのは、捜査協力や体調不良がありながらも、5試合連続マルチ安打を記録するなど、しっかりと好調をキープしているところ。もしも水原容疑者の騒動がなかったら、とんでもない結果を叩き出していたかもしれないわけです。大谷選手の底しれないすごさを見ているような感覚もありますね」
騒動が一段落して、まさに野球に集中できる状況となった大谷選手。世界中を驚かせるほどの活躍を見せてもらいたい。