水原容疑者との“最後の面談”をした大谷。そんな状況下、球場からホテルに帰ってきた大谷の横には、いつもと変わらない満面の笑顔で歩く真美子さんの姿があった。大谷の取材を続けるジャーナリストが語る。
「真美子さんは開幕戦勝利の興奮冷めやらぬ様子で、メディアやファンに笑顔で挨拶をしていました。大谷選手はそんな真美子さんの一歩前を歩いて、報道陣に軽く頭を下げていた。表情はいつもといっさい変わらなかったから、その直前に一平さんの告白があったと後から聞いて驚きました。ふたりはファンやマスコミが集まる入り口のゲートを抜けると、身を寄せて横並びでエスカレーターに乗っていました。
ことの概要を知っていたら真美子さんは動揺して、メディアの前であんな笑顔を見せられなかったでしょう。冷静に“守るべき人”を守ろうとした大谷選手の覚悟が伺えました」
4月12日(日本時間13日)、水原容疑者が米カリフォルニア州の連邦地裁に出廷したことを受け、「私個人としてはこれで一区切りがつき、野球に集中したいと思っています」との声明を発表した大谷翔平。かつての“相棒”の裏切りを受けても、隣には守るべき存在がいる。