ライフ

柔道整復師・酒井慎太郎先生と風吹ケイの「3分体操」 肘・手・足のトラブル改善を目指す「外肘伸ばしストレッチ」

「同じ筋肉の使い過ぎは禁物ですね」

「同じ筋肉の使い過ぎは禁物ですね」

「さかいクリニックグループ」の代表で、“ゴッドハンド”の異名を持つ柔道整復師・酒井慎太郎先生の指導のもと、「筋トレ」を趣味にするグラビアアイドルの風吹ケイさんが実践する「健康寿命を100歳まで伸ばす3分体操」。今回は、股関節のトラブル改善を目指すために「外肘伸ばしストレッチ」を実践します。

「テニス肘」とも呼ばれる「上腕骨外側上顆炎」は、肘の外側から前腕にかけて痛みが現われます。テニス愛好家がなりやすいのですが、家事やパソコンのマウス操作などでも起こります。

 手首を反らしたり、肘下を外側へひねったりする動きを過度に行なうことで、手首から肘の外側に集まっている筋肉が収縮しっぱなしになり、炎症が起こるのです。痛みを解消するには、収縮によって緊張・硬化した筋肉を伸ばし、ゆるめることが肝心。ストレッチでぐーっと伸ばして改善しましょう。

 以下に、「外肘伸ばしストレッチ」の正しいやり方を紹介します。

【1】腕を前に伸ばし、指先を下に手首を曲げる
 肘の外側(手のひらを上にした時)に痛みがある腕を、手の甲を上にして前方に伸ばし、指先が下になるよう手首を曲げる。

腕を前に伸ばし、指先を下に手首を曲げる

腕を前に伸ばし、指先を下に手首を曲げる

【2】外側に回転させる
 テニス肘側の手を反対側の手でつかみ、できる範囲で外側に回転させる。肘をしっかり伸ばし、そのまま10秒キープ。

外側に回転させる

外側に回転させる

 加えて、関連する重要なポイントも、押さえておきたい。

【テニス肘かをチェック】
 手の甲を上にして腕を前方に伸ばし、中指を反対側の人差し指で上から強く押す。中指はこれを押し返すように抵抗し、その時に肘が痛んだら「テニス肘」の可能性がある。

手の甲を上にして腕を前方に伸ばし、中指を反対側の人差し指で上から強く押す。中指はこれを押し返すように抵抗し、その時に肘が痛んだら「テニス肘」の可能性がある。

手の甲を上にして腕を前方に伸ばし、中指を反対側の人差し指で上から強く押す。中指はこれを押し返すように抵抗し、その時に肘が痛んだら「テニス肘」の可能性がある。

【テーピングも効果的】
 肘の外側の少し上あたりから手首まで縦に貼り、手首を固定させる。少し広い範囲に貼ることがポイント。重ね貼りしてもよい。

肘の外側の少し上あたりから手首まで縦に貼り、手首を固定させる。少し広い範囲に貼ることがポイント。重ね貼りしてもよい

肘の外側の少し上あたりから手首まで縦に貼り、手首を固定させる。少し広い範囲に貼ることがポイント。重ね貼りしてもよい

 筋トレにも詳しい風吹ケイさんは、「同じ筋肉の使い過ぎは禁物ですね」とアドバイスをくれた。そんな風吹さんが実践している動画はYouTubeで公開中(https://youtu.be/ccNYjGufh3A)。

【プロフィール】
酒井慎太郎(さかい・しんたろう)/東京都北区王子の「さかいクリニックグループ」代表。千葉ロッテマリーンズアカデミー元公式メディカルアドバイザー。柔道整復師。全国からの難治の腰痛や膝痛の施術を行なっている。海外講演も行ないYouTubeチャンネルも開設、著書100冊以上。

風吹ケイ(ふぶき・けい)/1999年4月5日生まれ、大阪府出身。B105・W63・H95。趣味はサウナと筋トレ。最新情報は公式X(@kei_fubuki_)、Instagram(@kei_fubuki_)。小学館よりデジタル写真集『風吹ケイ 愛の息吹』、1st写真集『幕開』が発売中。

撮影/下城英悟

※週刊ポスト2024年4月26日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
生徒のスマホ使用を注意しても……(写真提供/イメージマート)
《教員の性犯罪事件続発》過去に教員による盗撮事件あった高校で「教員への態度が明らかに変わった」 スマホ使用の注意に生徒から「先生、盗撮しないで」
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《ロマンス詐欺だけじゃない》減らない“セレブ詐欺”、ターゲットは独り身の年配男性 セレブ女性と会って“いい思い”をして5万円もらえるが…性的欲求を利用した驚くべき手口 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”とは(左/YouTubeより、右/時事通信フォト)
《芸舞妓を自宅前までつきまとって動画を回して…》京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”「防犯ブザーを携帯する人も」複数の被害報告
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
『帰れマンデー presents 全国大衆食堂グランプリ 豪華2時間SP』が月曜ではなく日曜に放送される(番組公式HPより)
番組表に異変?『帰れマンデー』『どうなの会』『バス旅』…曜日をまたいで“越境放送”が相次ぐ背景 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン