日本初となる薬局で買える大正製薬の内臓脂肪減少薬「アライ」
トランクス派はブリーフに
さらに巷で指摘されるのが「油漏れ問題」だ。ネットの体験談や報道では“オムツ必須“という言葉が躍っているが……。
「アライの副作用として一番気になるのが肛門からの油漏れでしょう。薬の効果によって便中への脂肪排出量が増えるため、本人が気づかないうちに便や油が肛門から漏れ出たり、おならと同時に便漏れが生じたりすることがあります。しかも便漏れは衣類が汚れるだけでなく排泄物特有の強烈な異臭が生じます。移動中に便漏れが生じたら周囲に迷惑がかかってしまうと心配する人も多いはずです」(同前)
大正製薬が実施した臨床試験では「油の漏れ」が34.2%、「便を伴う放屁」が23.3%にみられたという。そのため同社の公式サイトでは無意識のうちに油や便が肛門から出てしまうことへの対処法として、おむつや便漏れパッドを着用することや、おならが出そうな時や便意がある時はすぐにトイレに行くことなどを挙げている。アメリカで製薬会社に勤務していた時にアライを1か月服用したことがある植地院長は、自身の体験をこう語る。
「アメリカでも薬局で薬剤師から買えると評判になっていました。油漏れは自分でも気づかないうちに肛門からタラーッと流れてきます。はじめはラー油のような油で徐々に黒ずんで臭くなってくる。
僕も会議中に自覚なく油漏れして部屋が臭いのかと思いきや、同僚に『君の臭いではないか』と指摘されて座っていた椅子を確認すると油が光っていたこともありました。対策としての便漏れパッドを固定するには緩やかな穿き心地のトランクスやボクサーパンツでは難しく、ブリーフに変える必要がありました」