「口座の引き渡しを断固拒否」
NEWSポストセブン取材班は、大学に提出された「告発文書」を入手。そこには先述の言動を問うものから、部費に関する経理の問題についても書かれていた。前出のスポーツジャーナリストが続ける。
「監督に就任して以来、部費はすべて源平氏が自分の口座で管理していて、何にいくら使われたのかは彼しか知りません。部員は100人以上いて部費を払っているのに、サッカーボールは足りずビブスはボロボロ。スタッフを雇おうとせず、指導者が監督以外に2人しかいないため、他大学からは不思議がられていました。
大学側が源平氏に部費を管理する口座の引き渡しを指示したところ、源平氏は断固拒否したそうです。文書には、多額の部費が口座に入ったままなのではないかという疑惑が書かれている」
専修大学に、源平氏に関するパワハラ・不正経理疑惑、また監督人事について聞くと、以下のように回答した。
「2024年3月末、源平氏が監督を辞任したことは事実です。後任については未定となります。なお、源平氏に疑義が生じたことから、現在、警察に相談しているところです」
源平氏に事情を聞くために、電話を複数回かけ、パワハラや不正経理疑惑について問う質問状をメールで送付したが、回答はなかった。
生徒を指導する者としての資質が問われている。