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【パリ五輪でのメダル獲得に向けて】池江璃花子、オーストラリア生活を支える相方は元“長友佑都の専属シェフ”

昨秋からはオーストラリアを拠点に練習を重ねてきた池江璃花子(時事通信フォト)

昨秋からはオーストラリアを拠点に練習を重ねてきた池江璃花子(時事通信フォト)

 100mバタフライでパリ五輪の切符を勝ち取った池江璃花子(23)。3月の代表選考会でマークしたタイムは白血病から復帰後のベストで、自身が持つ日本新記録まで約1秒に迫る結果だった。

「近年は思うようなタイムが出ていなかったので、担当記者の間では、個人での代表入りは厳しいと見られていた。それが大会会場に現れるや、明らかに体つきが変わっていて“相当なトレーニングを積んできたのでは”と記者席がざわついたほど。池江のパリ五輪に懸ける強い執念が窺えた」(スポーツ紙記者)

 池江は2019年12月の退院時から「パリでのメダル獲得」を目標に掲げ、昨秋からは拠点をオーストラリアに移して練習を重ねてきた。練習に集中できる環境に加え、オーストラリアに同行した“援軍”も大きな支えになったという。

「『ブラボー!』でおなじみのサッカー・長友佑都の専属シェフを務め『食トレ』の提唱者としても有名な加藤超也氏が、池江に同行することになったんです。当時、イタリア・セリエAの名門インテルでケガを繰り返していた長友を食事で立て直し、長友が“20代で知り合っていたら俺はバケモノになれていた”と絶賛したシェフです。

 池江は加藤氏のタコライスが大好きだと聞きます。加藤氏の栄養価を考えつくした食事により、池江は半年で3km以上も体重が増やすことができた。この『食トレ』も池江の復活を後押ししたのでしょう」(同前)

 惜しくも50m自由形では代表を逃した池江は、競技後の取材で「この数か月かは競泳人生で一番ぐらいに頑張った。でもこんな結果で、みんなにパリ行けたよって言えるけど、満足できないのが嫌。もっと自信をつけないとトップには立てない」と涙を流しながら語った。

 大会まで約3か月。本番では嬉し涙を見たい。

※週刊ポスト2024年5月17・24日号

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