グランプリファイナル進出を決めた8組 Ⓒフジテレビ
M-1の「準々決勝→準決勝」と同じ
──昨年、第一回大会が終わったとき、関係者や視聴者の評判がものすごくよかったじゃないですか。近年、こんなに高い評価を受けた賞レースってないよな、と思ったんです。
日置:嬉しい反面、困ったなとも思いましたね。これからが大変だぞ、と。
石川:でも、今大会は編成部から2名、編成メディア戦略班から2名、営業推進部から1名と、計5名が約半年間にわたって私をフォローしてくれたんです。フジテレビが全社一丸となってTHE SECONDを名物コンテンツに育てようと本腰を入れてくれた感じがあります。冠スポンサーにアサヒビールさんもついてくれて、今後、さらなる成長が期待できる環境が整ったと思っているんです。本当にまだまだこれからだと思っています。
──選考会の133組を観る限り、結成16年以上の漫才師というカテゴリーは宝の山だなと思いました。まだ無名だけどこれからベスト8まで勝ち残ってきて、スターダムにのし上がりそうなコンビはまだまだいるな、と。
日置:そうなんですよ。だから、やっぱり第一段階として選考会から32組を選ぶのは、今年もすごく苦労しました。
──M-1の準々決勝から準決勝にしぼるときと同じですよね。M-1は120組前後から30組程度に絞り込みますけど、毎年、不可能なことをあえてやっているんだなと思ってしまいます。ちなみに去年も今年もTHE SECONDのエントリー数は133組でした。正直、200組ぐらいいくのかなと思っていたのですが。
日置:僕はプラス10組ぐらいになればいいのかなと思っていたのですが、やっぱり、これぐらいに落ち着くものなんですね。でも冷静に考えたら、新たに結成16年目になる人たちと、やめていく人たちが同じくらいなんだと思います。
──出られる可能性のあるコンビは、おそらく200組ぐらいなんでしょうね。
石川:たぶん、そのくらいなんだと思います。有資格者が増える分、減っても行くので、これからもエントリー数はそんなに変わらないのかなと思っています。