自身の闘病記録を綴ったノート(桑野さん提供)

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大腸がんの医療費は

 がん治療にお金がどれぐらいかかるのか、気になる人もいるでしょう。医療費が高額になると、上限額を超えた分を公的医療保険で支給してくれる高額療養費制度があります。年収や年齢などによって上限額が違い、負担額も違います。全額自己負担にはならないとはいえ、入院や通院が頻繁になり、期間も長いと、やはり高額になりますよ。個室を利用したら、さらに高額です。

 がん保険には入っていませんでした。定期的な健康診断とがん保険は大事だった、と身をもって知りました。僕は事務所にずいぶん助けてもらいました。

 排泄障害を抱えながらも、仕事には復帰できました。人工肛門閉鎖の手術から1か月後の7月、リーダー(鈴木雅之)のツアーのラストの大阪公演に参加できたんです。30分ぐらいのコーナーで2日間。嬉しかった。手術した直後は、ラッパは音すら出せなかったのに、10分、15分……と少しずつ吹いて、みなさんの前に立てるまでになったんです。

 でも、我ながら良く立っていられたな、と思います。まだフラフラでしたから。無我夢中だったし、ファンのみなさんの前に立ててアドレナリンが出てたからかな。ステージを終え、ホテルの部屋に帰ったらバタンキューでしたけどね(笑)。

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