渡邉さんが住んでいたマンション
「夜の10時頃だったと思います。友達と2人で被害者のマンションの隣にある薬局に行ったんです。すると、マンションの出入り口の数メートル手前に不審な男がいたんです。友達とその人を避けるように薬局に行きました。買い物が終わってもまだ、男がいて怖いなと友人と話しました。全身黒っぽい服を着ていて……。ニュースを見た友人はあれは犯人だったと言っていました」
この人物が西光容疑者だとしたら、なぜ交際相手のマンションの前にいる必要があったのか。同じ大学に通う別の友人が明かす。
「華蓮は明るくて愛嬌がある子で、誰とでも仲良くなれるような子でした。でも、恋愛面についてはあまり口に出さないんです。私ともう一人の子に悩みを相談していました。実はストーカー被害にあっていたんです」
前出・社会部記者が語る。
「何らかの理由で、2人はトラブルになり、西光容疑者が家の前で待っていることなどもあったといいます。渡邉さんは男と別れられない状況が続いていたようです」
渡邉さんと西光容疑者の間でどのようなトラブルがあったのだろうか。西光容疑者は渡辺さんを殺害後、部屋のドアを施錠し、大阪市内に移動していた。さらに渡邉さんのスマートフォンを所持していたことから、発覚を遅らせ証拠隠滅を図った可能性がある。警察の取り調べに応じており「大量の睡眠薬を飲んだ」「消費者金融に借金があったが渡邉さんには隠していた」などと供述しているという。
なぜ渡邉さんは殺害されなければならなかったのか、その動機の解明が待たれる。
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