芸能

ドラマバラエティに引っ張りだこ!野呂佳代の快進撃 他のAKB出身女優たちにはない“強み”

ドラマやバラエティに引っ張りだこの野呂佳代

ドラマやバラエティに引っ張りだこの野呂佳代

 野呂佳代(40才)がドラマやバラエティで一躍、注目の存在となっている。AKB48出身で活躍する女優たちは多いが、野呂にしかない強みとは? 放送作家でコラムニストの山田美保子さんが解説する。

 * * *

 野呂佳代が売れている。今年は既に大河ドラマ『光る君へ』(NHK)、『舟を編む~私、辞書つくります~』(同)、現在放送中の『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ・フジテレビ系)と3本の連続ドラマに出演。

 7月期も『西園寺さんは家事をしない』(TBS系)に出演予定だ。

 なかでも『アンメット~』での麻酔科医役はドラマ評論家の間でも大好評。手術室でミヤビ(杉咲花)を見守り、彼女が執刀した手術の成功を最初に祝福するのが野呂の役だ。

 ヒロインを支える麻酔科医といえば、『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)での内田有紀も浮かぶが、野呂の場合、ふくよかな体型が圧倒的な安心感を醸し出し、ミヤビの満面の笑みにも繋がっている。

 そして、ドクターの成長を見守る役といえば、2021年の夏ドラマ『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)での看護師役も思い出される。当時も「こういうナース、現実に居そう」「めちゃめちゃハマっている」と大好評だったものだ。

AKBオーディションには写真を加工して応募?

 AKB48の第二期追加オーディションで加入するも、選抜メンバーとして参加したのはメジャー1stシングルの『会いたかった』のみ。応募時には22歳を20歳と2歳サバ読み、写真を加工し、曰く「全部ごまかしていた」とか。最終選考で、あまりにも履歴書の写真と違い過ぎる実物に、「誰だ? 呼んだのは」とスタッフが騒然となったとも聞く。

 だがそんな野呂を推したのは誰あろう秋元康氏。あの指原莉乃よりも先にバラエティの才能があることを氏から見いだされていた上、ぽっちゃりしていた野呂がスリムになって売れて行くプロセスを小出しにしながら売って行くことも氏は考えていたようだ。

 そんなことから調子にのり、“やらかした”過去もあると本人も認めているし、およそアイドルらしからぬエピソードが多々あるうえ、AKB48の人気メンバーが複数所属していた「太田プロ」に野呂も移籍していたことで、“先輩”の有吉弘行から度々公開説教されていた印象をもつ視聴者も多いことだろう。

 AKB時代の同期には大島優子、梅田彩佳、秋元才加ら、くしくも卒業後、すぐに映画やドラマ、舞台などで存在感を表す“女優”が多いなか、野呂はSDN48のキャプテンを経てバラエティタレントとして指原ほどの成功を収めないまま、しかし今、女優として野呂佳代にしかやれない役を次々こなしているところだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
悠仁さまが学園祭にご参加、裏方として“不思議な飲み物”を販売 女性グループからの撮影リクエストにピースサイン、宮内庁関係者は“会いに行ける皇族化”を懸念 
女性セブン
衆院広島5区の支部長に選出された今井健仁氏にトラブル(ホームページより)
【スクープ】自民広島5区新候補、東大卒弁護士が「イカサマM&A事件」で8000万円賠償を命じられていた
週刊ポスト
V9伝説を振り返った長嶋茂雄さんのロングインタビューを再録
【長嶋茂雄さんロングインタビュー特別再録】永久不滅のV9伝説「あの頃は試合をしていても負ける気がしなかった。やっていた本人が言うんだから間違いないよ」
週刊ポスト
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏(=左。時事通信フォト)と望月衣塑子記者
山尾志桜里氏“公認取り消し問題”に望月衣塑子記者が国民民主党・玉木代表を猛批判「自分で出馬を誘っておいて、国民受けが良くないと即切り捨てる」
週刊ポスト
「〈ゆりかご〉出身の全員が、幸せを感じて生きられるのが理想です。」
「自分は捨てられたと思うのは簡単。でも…」赤ちゃんポスト第1号・宮津航一さん(21)が「ゆりかごは《子どもの捨て場所》じゃない」と思う“理由”
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
2013年大阪桐蔭の春夏甲子園出場に主力として貢献した福森大翔(本人提供)
【10万人に6例未満のがんと闘う甲子園のスター】絶望を支える妻の献身「私が治すから大丈夫」オリックス・森友哉、元阪神・西岡や岩田も応援
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
NEWSポストセブン