吉本本社の中庭で両手をあげる銀シャリ
ゲストを呼ばない理由
――『シャリとキリギンス』は何本の新ネタをやるのですか。
橋本 6本です。
鰻 47の方はネタは2本で、あとはトークと、ふれあい的な感じのものをやるので、内容はぜんぜん違うんです。
――新ネタは毎年、6本もつくるわけですか。
橋本 毎年、そんな感じです。でも漫才師もコント師もそれくらいのペースでつくっていると思いますよ。
鰻 もっと多い人もおるかもしらんな。
橋本 あー、でも、漫才師はもうちょっと少ないかもしれませんね。独演会にゲストを呼ぶ人が多いので。
――銀シャリはゲストは呼ばないのですか?
橋本 いつも呼ばないんです。だって、独演会をやっていいということは、自分らだけでやっていいと言われているわけですから。せやのにゲストを呼ぶというのも意味わからんじゃないですか。10周年のときは呼びましたけどね。来年も20周年なので、呼ばせていただくかもしれません。
鰻 でも基本、僕らだけでやろう、と。
――独演会となると人気のあるゲストを呼んで、集客に一役かってもらおうというパターンが多い気がしますよね。
橋本 客が入っても、ゲストの力なんかなというのも嫌なんです。そこは入っても入らんかってもええから、自分らのせいやって思いたいんですよ。
鰻 だから、いつも不安っすよ。