国内

【卒アル入手】祖父母ら親族3人を刺殺した疑いの片山宏一容疑者(27)は卒業文集で修学旅行の枕投げを「戦争」と表現 小学生の頃に見せていた「異様なこだわり」

片山宏一容疑者

片山宏一容疑者。左が小学生の頃の写真

 静岡県菊川市の住宅で、男に刃物で襲われこの家に住む渋谷昭一さん(87)、育子さん(81)の夫婦と、次女の留美子さん(52)の3人が死亡した事件。静岡県警は殺人容疑で指名手配していた、昭一さんらの孫の元自衛官、片山宏一容疑者(27)を7月30日夜、北西に350キロ以上離れた鳥取市内の施設で確保した。

「県警は防犯カメラのリレー捜査などを通して、身柄を確保しました。県警は事件発生直後から100人態勢で捜査を続け、犯行から1日以上経過してからの確保となりました。

 容疑者は、犯行時と服装を変えて新幹線などの電車を使って逃走していた。『自分がやった』と話していますが、腹に刺し傷があり、県警は回復を待って逮捕する方針です。

 親族間でのトラブルの詳細はまだ不明ですが、3人はいずれも刃物で襲われたとみられ、複数の刺し傷や切り傷がありました。激しく抵抗していたであろう3人を続けて殺害したという行為は、相当に強固な殺意に基づく犯行とみられています」(事件担当記者)

 祖父母と叔母を殺害した凄惨な事件。NEWSポストセブンは静岡県内で容疑者を知る関係者らを取材した。

「正直、“キレ癖”はあったと思います。親やおじいちゃんおばあちゃんに反抗することもあったようです。暴力はなかったと思うのですが、結構口が悪くて『てめえ、このヤロウ』みたいなことを言うんです。家族仲はあまり良くはなかったんじゃないかな」(片山容疑者と小中学校で同級生だった男性)

 また、別の同級生の母親はこう話す。

「息子と(片山容疑者の)仲が良かったのは、小学校高学年くらいだったかな。やんちゃ盛りだったから、元気がいい子っていうイメージだね。ちょっと乱暴な子ではあったけど、まさかおじいちゃんとおばあちゃんを殺しちゃうなんて、本当に驚きました」

 乱暴、口の悪さ……関係者らへの取材で見えてくるのはこのようなエピソードだ。また、容疑者は小学生の頃にマシンガンタイプのエアガンを使ったサバイバルゲームなどに熱中していたことが判明している。関連記事はこちら

 小学校の卒業文集には修学旅行で行った同級生とのまくら投げを「戦争」と表現し、独特の感性とこだわりを見せていた。

関連記事

トピックス

事件に巻き込まれた竹内朋香さん(27)の夫が取材に思いを明かした
【独自】「死んだら終わりなんだよ!」「妻が殺される理由なんてない」“両手ナイフ男”に襲われたガールズバー店長・竹内朋香さんの夫が怒りの告白「容疑者と飲んだこともあるよ」
NEWSポストセブン
4月は甲斐拓也(左)を評価していた阿部慎之助監督だが…
《巨人・阿部監督を悩ませる正捕手問題》15億円で獲得した甲斐拓也の出番減少、投手陣は相次いで他の捕手への絶賛 達川光男氏は「甲斐は繊細なんですよね」と現状分析
週刊ポスト
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《左耳に2つのピアスが》地元メディアが「真美子さん」のディープフェイク映像を公開、大谷は「妻の露出に気を使う」スタンス…関係者は「驚きました」
NEWSポストセブン
防犯カメラが捉えた緊迫の一幕とは──
「服のはだけた女性がビクビクと痙攣して…」防犯カメラが捉えた“両手ナイフ男”の逮捕劇と、〈浜松一飲めるガールズバー〉から失われた日常【浜松市ガールズバー店員刺殺】
NEWSポストセブン
和久井学被告と、当時25歳だった元キャバクラ店経営者の女性・Aさん
【新宿タワマン殺人・初公判】「オフ会でBBQ、2人でお台場デートにも…」和久井学被告の弁護人が主張した25歳被害女性の「振る舞い」
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(27)と伊藤凛さん(26)は、ものの数分間のうちに刺殺されたとされている(飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
「ギャー!!と悲鳴が…」「血のついた黒い服の切れ端がたくさん…」常連客の山下市郎容疑者が“ククリナイフ”で深夜のバーを襲撃《浜松市ガールズバー店員刺殺》
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
米田
「元祖二刀流」の米田哲也氏が大谷翔平の打撃を「乗っているよな」と評す 缶チューハイ万引き逮捕後初告白で「巨人に移籍していれば投手本塁打数は歴代1位だった」と語る
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト
生成AIを用いた佳子さまの動画が拡散されている(時事通信フォト)
「佳子さまの水着姿」「佳子さまダンス」…拡散する生成AI“ディープフェイク”に宮内庁は「必要に応じて警察庁を始めとする関係省庁等と対応を行う」
NEWSポストセブン
まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト