久世副市長が向かったパチンコ店
久世賢治副市長の直撃・一問一答
──今年の4月19日に、一般職員の勤務時間中に市内のパチンコ店でパチンコをしていた、という事実に間違いはないか。
「はい」
──市の一般職員の勤務時間中に副市長がパチンコ屋に行くという事実が表沙汰になった今、どういうお気持ちですか。
「ご存知かどうかわかりませんが、私ども市長・副市長というのは、いわゆる公務員法の適用を受けてなく、勤務時間という概念はございません。その代わり、代休などの概念もございません。申し開きをするつもりはないんですが、当日も勤務は朝の8時半からでした。先程申しました通り、法の規定はないとは言いながらですね、当然職員と同じように出勤して基本的に職員と同じように帰るのを原則としております。
ただそうは言いながらもですね、その日も、4時半過ぎぐらいに公務が終わりまして、秘書課の職員にも確認し、この日はあがらせてもらいました。ですので、自分の中では、公務は終わっていた。ただ、携帯を持っているので、私はいつも、何かあったら電話をくださいと、職員に言って帰ります。
そういう形で私の中ではその日の公務は終了したっていう気持ちがあって、家に帰ることなく、近くのパチンコ屋さんに入ってしまった。それがいわゆる市役所の開庁時間中であったということでございます。法的には問題はないんですけど、やはり住民感情等を考えたときにはですね、これは絶対するべきではなかったと猛省しております」
──久世さんは、以前は市役所の総務部長であったと聞いています。ご自身が職員だった時代に、もし副市長が開庁時間中にパチンコをやってたら、どう感じた?
「法律的には問題ないという知識はありますが、とは言いながら、パチンコはやっぱりよろしくないですね、という話はしたでしょうね。」
──今回のことについて、進退問題については?
「そうした思いもあるので、(市民からの通報を受け取った)当初は、やっぱこれは自分は(副市長の仕事を)辞めなければいけないだろうと考えた。
ただ、私が例えばもし辞めることになれば、各職員に迷惑をかけることにもなるので、一部の職員に相談したところ、法的な問題はないのだから、辞めるまでの案件ではないだろう、という話をされた。市長に相談したところ、市長も同様のお考えだった。
弁護士にも確認をさせていただいたところ、パチンコはレジャーであるし、副市長の公務終了後の行為ということであれば問題ない、との見解を得ました。そのことを市長に報告したところ、市長からも「頑張れ」と言っていただけたので、その段階で(今後も公務を)頑張らさせていただくという気持ちが固まった」
──ただ飯塚市には2016年12月、当時の市長と副市長が、一般職員の勤務時間中に賭けマージャンを繰り返していたという事実があります。
「それも私が当初、辞めなければならないと思った理由の一つです」