初任地・松江局2年目の中山アナ(NHKホームページより)
一方、今回の地震に関する中山アナのニュース読みは、冷静な口調が印象的だ。18時前には、中山アナから井上アナにバトンタッチ。ネット上では〈中山果奈アナ→井上二郎アナの豪華リレー〉と反響を呼んでいる。
「NHKの公式サイトで彼女のページを見ると、『忘れられない仕事』に『令和6年能登半島地震』を挙げています。当時の報道について『当日の放送が本当に命を守ることにつながったのか検証が必要で、今まさに進めているところです』と振り返っていました。この検証と反省を生かしながら、“絶叫”だけでなく“冷静”なアナウンスも使い分けているのかもしれません」(同前)
中山アナの言葉、そして口調には、NHKアナウンス室が世代を超えてつないできた災害報道への思いが詰まっていた。