スポーツ

【故郷で異変】大谷翔平 「グッズ爆騰」で「小学校時代の直筆手紙」が”閲覧不可”になっていた

ワールドシリーズを制覇し、3度目のMVPを獲得した大谷翔平(写真/AFLO)

ワールドシリーズを制覇し、3度目のMVPを獲得した大谷翔平(写真/AFLO)

 ロサンゼルス・ドジャースへの移籍一年目にワールドシリーズを制覇し、3度目のMVPを獲得した大谷翔平。名実ともに世界一の選手になった大谷は、やることなすことすべて注目の的で、関連グッズの価格は軒並み高騰している。その陰で、日本国内の「縁の地」では、高まり過ぎた大谷人気に難しい判断を迫られていた。

 大谷は、岩手県水沢市(現奥州市)の出身だ。大谷が通った小学校には《大谷先輩 僕らの希望 二刀流大谷選手の母校》と書かれた垂れ幕が掲げられている。奥州市役所には大谷の右手の立体データから作られた、実寸大の「金の右腕」が設置されており、豪速球を投げ込む大谷の右手と“握手”ができるなど、地域一丸となって大谷の後押しをしている。

 地元を賑わす大谷グッズの中には「お宝」に近いものもあった。

 奥州市内にある児童センターには、以前、大谷の直筆サイン色紙や記念ボールなどに混じって、小学生時代の大谷が書いた、直筆の手紙が2枚展示されていた。

 1枚は、小学一年生の頃、センターを訪れた大谷が書いたアンケートだ。愛らしい『星のカービィ』のイラストが描かれている

 好きなスポーツは《やきゅう》、夢は《やきゅうのせんしゅ》となっている。幼少から大谷が、野球に夢中だったことが見て取れる。

「よく見るテレビ番組」には《ワンピース》。バスケ漫画『SLAM DUNK』の大ファンで、スポーツ漫画をはじめ、現在も移動中によく漫画を読んでいるという大谷らしいチョイスだ。

 一方、「どんなおとなの人になりたいか」という質問には、《ふつうの人》と回答。メジャーリーグで前人未踏の記録を打ち立て続ける大谷は、《ふつうの人》にはなれなかったようだ。

 もう1枚は、大谷が小学二年生の時に書いた、祖父母に宛てた手紙だ。2020年3月にこの世を去った、大谷の父方の祖父は、幼い大谷のキャッチボール相手だった。

「高校時代には孫が出場する試合は欠かさず観戦し、プロ入り後、さらにはメジャー移籍後も出場試合はテレビでチェックしていたそうです」(スポーツライター)

 一方、祖母は保育園の園長を務めた人で、「大谷選手の活躍は嬉しい半面、いつも“ケガをしないかヒヤヒヤして見ていられない”と、心配が先にたってしまう優しい人柄の方」(祖母の知人)なのだという。

 大谷からの感謝の手紙には、《これからも元気でいてください》と、“いちばんのファン”への優しさあふれる言葉が並んでいた。

 大谷の人となりがわかる貴重な手紙は、以前は誰でも手が触れられる形で展示されていた。だが現在は、地域センターでは人目に触れる場所には飾られていない。関係者によると「センターの保管庫にしまってある」のだという。

関連キーワード

関連記事

トピックス

事実上の戦力外となった前田健太(時事通信フォト)
《あなたとの旅はエキサイティングだった》戦力外の前田健太投手、元女性アナの年上妻と別居生活 すでに帰国の「惜別SNS英文」の意味深
NEWSポストセブン
1992年にデビューし、アイドルグループ「みるく」のメンバーとして活躍したそめやゆきこさん
《熱湯風呂に9回入湯》元アイドル・そめやゆきこ「初海外の現地でセクシー写真集を撮ると言われて…」両親に勘当され抱え続けた“トラウマ”の過去
NEWSポストセブン
笑顔に隠されたムキムキ女将の知られざる過去とは…
《老舗かまぼこ屋のムキムキ女将》「銭湯ではタオルで身体を隠しちゃう」一心不乱に突き進む“筋肉道”の苦悩と葛藤、1度だけ号泣した過酷減量
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:
【激太りの近況】水原一平氏が収監延期で滞在続ける「家賃2400ドル新居」での“優雅な生活”「テスラに乗り、2匹の愛犬とともに」
NEWSポストセブン
折田楓氏(本人のinstagramより)
「身内にゆるいねアンタら、大変なことになるよ!」 斎藤元彦兵庫県知事と「merchu」折田楓社長の“関係”が県議会委員会で物議《県知事らによる“企業表彰”を受賞》
NEWSポストセブン
“ボディビルダー”というもう一つの顔を持つ
《かまぼこ屋の若女将がエプロン脱いだらムキムキ》体重24キロ増減、“筋肉美”を求めて1年でボディビル大会入賞「きっかけは夫の一声でした」
NEWSポストセブン
チームを引っ張るドミニカ人留学生のエミールとユニオール(筆者撮影、以下同)
春の栃木大会「幸福の科学学園」がベスト8入り 元中日監督・森繁和氏の計らいで来日したドミニカ出身部員は「もともとクリスチャンだが幸福の科学のことも学んでいる」と語る
NEWSポストセブン
横山剣(右)と岩崎宏美の「昭和歌謡イイネ!」対談
【横山剣「昭和歌謡イイネ!」対談】岩崎宏美が語る『スター誕生!』秘話 毎週500人が参加したオーディション、トレードマークの「おかっぱ」を生んだディレクターの“暴言”
週刊ポスト
”乱闘騒ぎ”に巻き込まれたアイドルグループ「≠ME(ノットイコールミー)」(取材者提供)
《現場に現れた“謎のパーカー集団”》『≠ME』イベントの“暴力沙汰”をファンが目撃「計画的で、手慣れた様子」「抽選箱を地面に叩きつけ…」トラブル一部始終
NEWSポストセブン
母・佳代さんのエッセイ本を絶賛した小室圭さん
小室圭さん “トランプショック”による多忙で「眞子さんとの日本帰国」はどうなる? 最愛の母・佳代さんと会うチャンスが…
NEWSポストセブン
春の雅楽演奏会を鑑賞された愛子さま(2025年4月27日、撮影/JMPA)
《雅楽演奏会をご鑑賞》愛子さま、春の訪れを感じさせる装い 母・雅子さまと同じ「光沢×ピンク」コーデ
NEWSポストセブン
自宅で
中山美穂はなぜ「月9」で大記録を打ち立てることができたのか 最高視聴率25%、オリコン30万枚以上を3回達成した「唯一の女優」
NEWSポストセブン