アップデート版「異常変動全国MAP2025 Vol.1」

アップデート版「異常変動全国MAP2025 Vol.1」

南海トラフ地震も警戒

■北海道・青森警戒ゾーン

 12月上旬から中旬にかけて、北海道東方沖や十勝地方中部、根室地方北部などで小規模の地震が相次いで発生している。

「長期的な『隆起・沈降』では、根室半島から釧路を含む広い範囲が大きく沈降し、周囲との境目に歪みが溜まっていると考えられます。青森県の地表は東北ではなく、道央・道南の地表と連関して動く傾向があるため、青森も注意が必要です」

■九州・四国警戒ゾーン

 この地域では、愛媛県や宮崎県、鹿児島県などの電子基準点で7cm以上の大きな「異常変動」が観測されている。

「『隆起・沈降』では、九州全体の大きな沈降が続いています。2024年8月に最大震度6弱の日向灘地震が起きたことで気象庁から『南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)』が発表されましたが、まだエネルギーは放出されていないと考えられ、引き続き要注意です」

■首都圏警戒ゾーン

 首都圏の「異常変動」は、伊豆諸島や伊豆半島に集中している。

「伊豆諸島を震源とする地震でも、過去には地盤の緩い都心のほうが大きく揺れたこともある。『隆起・沈降』では、千葉県中央部の沈降が拡大しています」

 そのほかの「警戒ゾーン」で見られた地表の動きは上のMAPに記したが、能登半島には2024年元日の地震以降に新たな歪みが生じているという。

 最後に、郭博士が注意を促す。

「警戒ゾーンとして挙げた地域は1月上旬頃までの間、いつ大地震が起きてもおかしくない。年末年始も警戒を緩めないようにしてください」

※週刊ポスト2025年1月3・10日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

山本アナは2016年にTBSに入局。現在は『報道特集』のメインキャスターを務める(TBSホームページより)
《TBS夜の顔・山本恵里伽アナが真剣交際》同棲パートナーは“料理人経験あり”の広報マン「とても大切な存在です」「家事全般、分担しながらやっています」
NEWSポストセブン
入院された上皇さまの付き添いをする美智子さま(2024年3月、長野県軽井沢町。撮影/JMPA)
美智子さま、入院された上皇さまのために連日300分近い長時間の付き添い 並大抵ではない“支える”という一念、雅子さまへと受け継がれる“一途な愛”
女性セブン
交際が伝えられていた元乃木坂46・白石麻衣(32)とtimelesz・菊池風磨(30)
《“結婚は5年封印”受け入れる献身》白石麻衣、菊池風磨の自宅マンションに「黒ずくめ変装」の通い愛、「子供好き」な本人が胸に秘めた思い
NEWSポストセブン
太田房江氏
【独占スクープ】自民党参院副幹事長・太田房江氏に浮上した“選挙買収”工作疑惑 元市議会議長が「500万円出すと言われた」と証言 太田氏は取材に「全くの虚偽」と全面否定
NEWSポストセブン
西内まりやがSNSで芸能界引退を発表した(Aflo)
《西内まりやが芸能界引退へ》「自分らしい人生を見つけていきたい」理由のひとつに「今年になって身内がトラブルを起こしていることが発覚」【自身のインスタで発表】
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
《フジテレビ第三者委に反論》中居正広氏の心中に渦巻く“第三者委員会への不信感” 「最初から“悪者扱い”されているように感じていた」との関係者証言も
NEWSポストセブン
出演しているCMの画像や動画が続々と削除されている永野芽郁
《“二の矢”で一気に加速》永野芽郁、止まらない“CM削除ドミノ”  旬の著名人起用で“チャレンジ”続けてきたサントリーからも消えた 永野にとっても大きな痛手に
NEWSポストセブン
真剣交際が報じられた犬飼貴丈と指原莉乃(SNSより)
《仮面ライダー俳優・犬飼貴丈と真剣交際》“芸能界の財テク王”指原莉乃の「欲しいもの全部買ってあげる」恋愛観、私服は6万超え高級Tシャツ
NEWSポストセブン
母の日に家族写真を公開した大谷翔平(写真/共同通信社)
《長女誕生から1か月》大谷翔平夫人・真美子さん、“伝説の家政婦”タサン志麻さんの食事・育児メソッドに傾倒 長女のお披露目は夏のオールスターゲームか 
女性セブン
奥本美穂容疑者(32)の知られざる”アイドル時代”とは──(本人SNSより)
《フリフリのセーラー服姿》覚せい剤で逮捕の美人共犯者・奥本美穂容疑者(32)の知られざる“病み系アイドル時代”【レーサム元会長とホテルで違法薬物所持の疑い】
NEWSポストセブン
ぐんぐん上昇する女優たちのCMギャラ(左から新垣結衣、吉永小百合、松嶋菜々子/時事通信フォト)
【有名女優のCMギャラ一覧表】1億円の大台は80代と50代の2人 10本超出演の永野芽郁は「CM全削除なら5億円近く吹っ飛ぶ」の声も
週刊ポスト
不倫報道の渦中、2人は
《憔悴の永野芽郁と夜の日比谷でニアミス》不倫騒動の田中圭が舞台終了後に直行した意外な帰宅先は
NEWSポストセブン