スポーツ

【大谷翔平の体型変化】やせて見えるのは「シーズン後半にピークを設定」「右肘への負担軽減」のためか 打撃の飛距離は落ちても“投手としてプラスに働く”可能性も

二刀流復活に向けた肉体改造なのか(2025年2月撮影/共同通信社)

二刀流復活に向けた肉体改造なのか(2025年2月撮影/共同通信社)

 いよいよドジャース・大谷翔平(30)の二刀流復活が近づいている。大谷はアリゾナ州のキャンプ地でトレーニングに励んでいるが、そうしたなかで気になる“異変”が見て取れるのだ。

 その異変とは、大谷の「体型」の変化だ。メジャーに渡った大谷は年々、体格が良くなり、日本ハム時代は193センチ・86キロだったのが、常時100キロ台をキープしているとされる。メジャーリーガ―たちと並んでも全く見劣りせず、規格外のパワーで2年連続本塁打王となった。

 ところが、である。昨季と今年の大谷を見比べると、ふっくらとしていた頬がこけ、肩周りを含めた体のラインがほっそりとした様子が見て取れるのだ。メディアやSNSでも「大谷が凄くやせた」ことが話題となっている。

 メジャーリーグ研究家の福島良一氏は「激やせ説」についてこう話す。

「オフ明けは太めになる選手が目立つのが一般的ですが、大谷の場合、ロサンゼルスの山火事からの避難中に罹ったというインフルエンザの影響もあるのかもしれません。加えて、今シーズンは二刀流の再開に向けてキャンプ前から意識的に体を絞ってきた可能性も考えられます」

 メジャーに詳しいスポーツジャーナリストの友成那智氏もこう言う。

「ドジャースのブランドン・ゴームズGMは、大谷について『シーズン後半とポストシーズンにピークを持っていく』と明言しました。本人もシーズン後半で打者としても投手としても全力を発揮できる体作りを目指しているのではないか」

 大谷の2度目の右肘手術を執刀したスポーツ整形外科医・エラトロッシュ医師は、地元紙のインタビューで〈2度目の手術後の復帰は歴史的にあまり良い実績を持っていない〉と明かしている。

 福島氏は、「それゆえ大谷は入念に準備しているのでしょう」と見る。

「2度の手術を経た大谷にとって何より重要なのは、投手としてケガをしないこと。トレーニングの内容を見ると、水が注入されたビニール製のボール『アクアバッグ』といった“新兵器”を取り入れるなど、ピッチングとケガの再発防止を意識した内容が目立ちます。全体的にスリムになったのは、右肘に負担がかからないようにする肉体改造の一環とも考えられます」(福島氏)

関連キーワード

関連記事

トピックス

〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
NEWSポストセブン
Benjamin パクチー(Xより)
「鎌倉でぷりぷりたんす」観光名所で胸部を露出するアイドルのSNSが物議…運営は「ファッションの認識」と説明、鎌倉市は「周囲へのご配慮をお願いいたします」
NEWSポストセブン
逮捕された谷本容疑者と、事件直前の無断欠勤の証拠メッセージ(左・共同通信)
「(首絞め前科の)言いワケも『そんなことしてない』って…」“神戸市つきまとい刺殺”谷本将志容疑者の“ナゾの虚言グセ”《11年間勤めた会社の社長が証言》
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“タダで行為できます”の海外インフルエンサー女性(26)が男性と「複数で絡み合って」…テレビ番組で過激シーン放送で物議《英・公共放送が制作》
NEWSポストセブン
ロス近郊アルカディアの豪
【FBIも捜査】乳幼児10人以上がみんな丸刈りにされ、スクワットを強制…子供22人が発見された「ロサンゼルスの豪邸」の“異様な実態”、代理出産利用し人身売買の疑いも
NEWSポストセブン
谷本容疑者の勤務先の社長(右・共同通信)
「面接で『(前科は)ありません』と……」「“虚偽の履歴書”だった」谷本将志容疑者の勤務先社長の怒り「夏季休暇後に連絡が取れなくなっていた」【神戸・24歳女性刺殺事件】
NEWSポストセブン
アメリカの女子プロテニス、サーシャ・ヴィッカリー選手(時事通信フォト)
《大坂なおみとも対戦》米・現役女子プロテニス選手、成人向けSNSで過激コンテンツを販売して海外メディアが騒然…「今まで稼いだ中で一番楽に稼げるお金」
NEWSポストセブン
(写真/共同通信)
《神戸マンション刺殺》逮捕の“金髪メッシュ男”の危なすぎる正体、大手損害保険会社員・片山恵さん(24)の親族は「見当がまったくつかない」
NEWSポストセブン
ジャスティン・ビーバーの“なりすまし”が高級クラブでジャックし出禁となった(X/Instagramより)
《あまりのそっくりぶりに永久出禁》ジャスティン・ビーバー(31)の“なりすまし”が高級クラブを4分27秒ジャックの顛末
NEWSポストセブン
愛用するサメリュック
《『ドッキリGP』で7か国語を披露》“ピュアすぎる”と話題の元フィギュア日本代表・高橋成美の過酷すぎる育成時代「ハードな筋トレで身長は低いまま、生理も26歳までこず」
NEWSポストセブン
野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘に関する訴訟があった(共同通信)
「オオタニは代理人を盾に…」黒塗りの訴状に記された“大谷翔平ビジネスのリアル”…ハワイ25億円別荘の訴訟騒動、前々からあった“不吉な予兆”
NEWSポストセブン