頬を赤らめていた浅田美代子(2024年)

頬を赤らめていた浅田美代子(2024年)

朝ドラでは中園氏の脚本にハマった

 果たして、3月31日にスタートした2025年度前期の連続テレビ小説(以下、朝ドラ)『あんぱん』で、今田美桜(幼少期は永瀬ゆずな)の祖母・朝田くらを演じているのは浅田美代子である。(以下、ネタバレあり)

 漫画家のやなせたかしさんの妻である小松暢さんをモデルにしたフィクションのオリジナル作品で、脚本を担当するのは『やまとなでしこ』(フジテレビ系)、『ハケンの品格』(日本テレビ系)、『ドクターX~外科医・大門未知子~』シリーズ(テレビ朝日系)などでおなじみの中園ミホ氏だ。

 中園氏と浅田と言えば、『ザ・トラベルナース』(テレビ朝日系)の第1シリーズ(2022年10月期)、第2シリーズ(2024年10月期)でのタッグが記憶に新しい。

 第1シリーズでの浅田は病院の事務局長・西千晶役で、「実は院長の元愛人」。「予算が少ない中、美代子さんは“衣装協力”してくれていた」と当時の番組スタッフから聞いた。パッと見でラグジュアリーブランドだとわかるジャケットや小物は浅田の私物だったというのである。

 第2シリーズで看護師紹介所を立ち上げてからも、料理上手な歩(岡田将生)が寮の食事を担当する日だけ遊びにやってくるというお茶目な役どころで、ナースたちの女子会のような場にも馴染んでいた。このときもファッションセンスは抜群だったから、また浅田の私物が活躍したのだろう。

 そして『あんぱん』への出演だ。祖母役といっても、夫役の吉田鋼太郎に長年付き添った妻ならではの鋭いツッコミを入れたり、“御近所さん”のウワサを土佐弁でまくしたてたりと、『ザ・トラベルナース』での役どころと被るクスリと笑える場面が多々ある。それはプライベートでも親交のある中園氏とのおしゃべりを聞いているようでもあり、氏の作品に浅田がすっかりハマったことは間違いない。

 浅田が10代の頃に出演していた『寺内貫太郎一家』(1974年・TBS系)同様、石材店の“家族”だというのも筆者にはツボだ。

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