「chocoZAP」の外観(時事通信フォト)
グローバル展開も注力
RIZAPグループの発表によると、「chocoZAP」は海外4市場14店舗でテストマーケティングを実施しており、特に好調なスタートを切った香港を拠点に、グローバル展開にも注力していくという。
森永氏の見立てでは、国内での出店拡大は、グローバル展開の鍵にもなってくるようだ。
「海外市場は魅力的ですが、それぞれの国にジム自体はもうあるわけですから、『chocoZAP』ならではの魅力や説得力を打ち出していかないといけません。『日本でこれだけ成功している』というデータは大きな強みとなります。本格的な海外進出のためにも、FC展開によって出店を拡大していく必要があるのでしょう」
とはいえ、FCにはFCの難しさがある。森永氏は、「全店直営でなくなることで、これまで『chocoZAP』が構築してきたブランドイメージを維持するのが難しくなる可能性があります」と付け加える。
フィットネス業界の新星として、大きな決断を下した「chocoZAP」。FC展開という選択の結果がどう出るか──。