Xではこの投稿を引用したポストが炎上した
東京都港区でも、今年5月に小学校で提供された「天津丼」が〈玉子焼きがのっているだけ〉とSNSで炎上し、〈残飯にしか見えない〉〈刑務所よりひどい〉などと批判を浴びた。
同区の野本たつや区議によると、〈写真ではあんが見えにくいものの、実際にはとろみのあるあんがかかっており、盛り付けによって差が出た〉(同氏のXより)とのことだが、福岡市の「唐揚げ1個」に負けず劣らずのインパクトだ。
ただ、他の小学校を含め、公開されている給食には、地域差もあるが、量も多くて美味しそうなメニューもたくさんある。しかし、こうした一見“貧相に見える給食”が物議を呼んでいることも事実だ。背景には何があるのか。前出の記者はこう説明する。
「一番の理由は物価高で、以前と同じ予算では同程度のクオリティの給食を提供するのは困難になっていると言われています。また、年度末に予算が足りなくなるのを避けるため、年度初めは献立を控えめにするケースもあるそうです」
学校給食をめぐる問題を抱えているのは日本だけではない。隣国の中国では、問題は一層、複雑化しているようだ。全国紙国際部記者はこう話す。