今年5月現職を打ち破り初当選した(Xより)

今年5月、現職を打ち破り初当選した(Xより)

すぐに手に入る卒業証明書

 卒業証書は実家にあったり紛失してしまったりと、すぐに手に入らないこともあるが、卒業証明書は手続きを踏めば入手できるはずだ。証明書を提示すれば学歴詐称疑惑は一発で晴れるだろうが、入手にはどれほどの手続きが必要なのか。東洋大学を卒業したNEWSポストセブンの40代記者は6月30日、実際に母校を訪れて証明書の発行手続きを行なった。

 記者は、「手続きはごく簡単なものでした」という。

「2013年3月以降の卒業生ならコンビニで各種証明書を発行することが可能ですが、それ以前の卒業生は、校舎で直接手続きする必要があるようです。とはいえ、その手続きはとても簡単です。

 まず受付口で記名して入校し、卒業学部ごとの教務課で、説明を聞きながら端末を操作して、手数料500円を支払い、証明書の発行を申請します。必要事項に記入しないといけませんが、自分の場合、当時の学籍番号を忘れており、うっかり卒業年度も間違えてしまったのですが、大きな問題はありませんでした。

 申請から10分ほどで卒業証明書が発行されて、免許証で本人確認をした後、無事に受け取れました。入校から30分もかかりませんでした」

 記者が受け取った書類はA4版1枚で「卒業・学位証明書」と題されており、卒業した「経営学部」と学科名、生年月日、さらに「学士(経営学)」と学位も記されていた。

 田久保氏が卒業したとされる東洋大学法学部の教務課は、東京都文京区白山のキャンパスに設けられている。もちろん手続き自体は簡単とはいえ、忙しい公務の合間をぬって、こうした申請作業をするのは一苦労かもしれない。それでも、本人の委任状があれば代理人でも申請可能なほか、郵送でも申請が受け付けられている。

 紙1枚で市民の信頼を回復できるなら、証明書を受け取ったほうが早いのかもしれない。

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