女性らに大麻や違法薬物をあぶった煙をストローで吸わされたりさせたという
全容解明はまだ先か
裁判官や検察官とのやり取りを一通り終えた田中被告。判決を前に、傍聴席をキョロキョロと見渡した田中被告は、突如裁判官にこのように呼びかけた。
「別件に関してですが、(女性が)私を陥れようとしているしか思えません」
裁判官は取り合わず、弁護人になだめられて沈黙した田中被告。“別件”とはおそらく、このAさんの刑事告訴に関する内容だろう。仕切り直しとなったのち、裁判官から懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)の判決を言い渡された。
「Aさんの告訴状については警視庁が受理した後、大麻などを使用させて拒絶が困難な状況で性的暴行をし女性にけがを負わせたとして、田中被告は不同意性交致傷の疑いで追送検されています。今後、この件についても法廷で事実を争う可能性はあるでしょう」
一旦の判決を受けた田中被告。しかし“薬漬け性接待パーティー”の全容が解決するのは、まだ先になりそうだ。
(了。前編を読む)