早くも出回る「小泉進次郎内閣の顔ぶれ」
一方、時事通信社で政治部長、取締役を歴任したベテラン政治ジャーナリストの泉宏氏は「茂木氏は財務相か外相と考えているでしょう。防衛相では怒るのではないか」と語る。
当然、ポストの奪い合いで、“空手形”になるケースも出てきそうだ。
この閣僚名簿の裏側を政治評論家の有馬晴海氏はこう読む。
「重要閣僚にベテランや大物議員が並ぶが、要所に党税調インナー経験者など財務省寄りの議員が配されている。3長老に配慮した人事で小泉政権が長老と財務省の操り人形にされる危険が見える」
果たしてこの顔ぶれで、国民が求める政策を実行できるのだろうか。
(第1回から読む)
※週刊ポスト2025年10月10日号