秦野市で大人気の真矢と石黒彩
「真矢さんは杖をつき、足もとはまだおぼつかない様子でしたが、表情は活き活きとしていました。車椅子に腰をおろすと、涙を流すファンの姿も。石黒さんも付かず離れずの距離で寄り添い、決して彼の前に出ることなく、真矢さんのサポートに徹していました。
また、地元の知り合いなのか『彩ちゃん、これ真ちゃんに渡して』とプレゼントを受け取るなど、妻として周囲に馴染んでいる様子でした」(同前)
真矢は大勢の人々が待つ集合写真の真ん中に移動すると、「祭りを楽しんでください。また来年も会いましょう!」と力強く挨拶。拍手とともに再び「真矢!」コールに包まれた。
一方、別の参加者は真矢の異変について、不安な思いを口にした。
「ファンの前に『LUNA SEAの真矢』として登場するには、それなりの準備が必要なのかと、病状の深刻さを感じました。ワンボックスカーから車椅子へと身体を移すのにも数人のスタッフが手伝い、車から撮影場所まで10メートル程度の距離にもかかわらず、極力負担がないように、丁寧に移動しているように感じました。集合写真は、真矢さんの皆への感謝の気持ちを表した想いだったのでしょう」
それでも「LUNA SEAの真矢」、「はだのふるさと大使」として、万全の体調ではないものの、ありのままの自分を見せた真矢。『LUNA SEAのスケジュールが決まる前にこの(祭りの)2日間は毎年空けてもらうようにしている』という彼の背中を、自身のファン、故郷への“感謝”が押したのだろうか。
祭当日に真矢と1年ぶりに会った実兄は「元気そうだったね……。安心したよ」と、胸をなでおろした様子だった。親族の女性も、
「(真矢の)顔色もいいから安心しました。彩ちゃんとは少し話しましたけど、いつも通り元気で、(真矢を支えてくれて)もう、ほんとに尊敬してます。ありがたいですね」
と、闘病の夫を支えながら気丈に振る舞う石黒への感謝の想いを語った。
真矢は祭り参加に際して、『今年は体調を崩してしまいましたが、どうしても秦野たばこ祭だけは、例年とは違う状況にはなりますが少しでも参加したかったので無理を言って参加しました』と、コメント。来年の祭りも多くの人々が彼を待っている。