引退記者会見で、チームメートと記念撮影する巨人の長野久義(時事通信フォト)
「長野さんは広島を退団する際の会見で涙を見せながらも、その場の空気を和ませていましたが、涙が広島で過ごした時間の意味を物語っていました。
見知らぬ土地で大きなケガもなく野球生活が送れたのも下平さんのケアがあったからでしょう。巨人に戻ってからも、代打の切り札、チームの精神的支柱としてベンチで若手を鼓舞してきました。引退の意向を伝え、律儀な彼は球団からセレモニーの提案も固辞して静かにユニフォームを脱ぐことを選んだそうです」
プロ16年目で引退を決意した長野だが、今年は夫婦にとっても結婚10年目の節目の年でもあった。今年9月に同局の『じゅん散歩』でナレーションを務める下平アナは、夫へのある不満を打ち明けるシーンも。
「番組10周年を記念してタレントの高田純次さん(78)と下平さんが都内を散歩しているときに写真館に立ち寄ることがありました。高田さんが『あなたのところは写真よく撮ることあるんですか、ご主人と?』と尋ねると下平さんは、『撮らない……、それを私、お願いしているんですよ。結婚10周年なんで、ちょうど(苦笑)』『“記念写真撮りたい”って言ってるんですけど、断られてるんですよ、いつも嫌がって』と、のろけていました」(同前)
引退会見で「大学院に進学する」ことを公表していたが、“第2の人生”では最愛の妻との記念写真が実現する日が近いかもしれない。