東京・渋谷も訪れていたラヴィ容疑者(Instagramより)
出会い系を利用した類似の事件も
出会い系アプリを利用した窃盗事件は、別の州でも発生している。今年5月、米・オレゴン州のジュリア・デル・イェペス容疑者(20)とアレクサ・モンタノ・コラル容疑者(20)が、独身者向けの出会い系アプリで親密になった男性の自宅へ窃盗に入った。しかし状況が悪化して男性は銃撃で負傷し、のちに容疑者2名は殺人未遂などの容疑で起訴されている。
「こうしたロマンスを装った窃盗の手口は社会的にも問題視されつつあり、被害者もなかなか名乗り出にくい点も指摘されています。LA保安局も匿名での情報提供窓口を用意しています」(同前)
他方、ラヴィ容疑者について別の証言もあがっている。
「ポッドキャスト番組のパーソナリティを務める男性が、ロサンゼルスのテレビ局『KTLA』に対し、ラヴィ容疑者の過去の窃盗について明かしたのです。彼の話によると、番組のゲストとして呼ばれたラヴィ容疑者が控室に忍び込み、複数の女性出演者の財布からクレジットカードや現金、身分証明証などを盗んだとのことです。
さらにある時、窃盗がバレたラヴィ容疑者は、被害男性に対して『もしも警察に行けば、偽の性的被害であなたを告発する』『性行為の報酬として、お金を受け取ったと説明する』と脅迫していたとの証言もあります。どうやらラヴィ容疑者は、今年5月にも1度逮捕されているようですが、のちに釈放。その際の容疑が“マチアプ窃盗”に関連するものかは明かされていません」(同前)
異例の情報提供を呼びかけるまでに発展した今回の窃盗事件。捜査の進展が待たれる。