アドヴァ・ラヴィ容疑者(Instagramより)
「アドヴァ・ラヴィ容疑者による同様の被害者を特定するため、市民の協力を求めます」──10月9日(現地時間、以下同)、米・ロサンゼルス保安局がInstagramに窃盗事件の情報提供を求める文書を投稿した。
同局の投稿によると、ラヴィ容疑者はロサンゼルス郡で発生した住居侵入および窃盗事件に関与しているという。高齢男性を標的に、SNSや出会い系アプリ上で恋人や交際相手を装って親密になり、自宅へあがりこむ手口で犯行を繰り返しているとされる。被害件数は、少なくとも10件にのぼる。大手紙国際部記者が解説する。
「イスラエル出身のラヴィ容疑者は、主にSNSや会員制サイトで活動するモデルで、その美貌を生かしたネットコンテンツを多く提供し、世界中を旅しながらビーチやホテルで撮影した写真を頻繁に投稿していました。現在、Instagramのフォロワー数は90万人超えの人気インフルエンサーです」(大手紙国際部記者)
しかし、その投稿は10月5日でストップ。 Instagram もTikTokも、彼女のアカウントは非公開になっている。
「LA保安局が異例とも言える投稿を行ったことからも、かなり気合を入れて捜査をしているとの見方もある。ラヴィ容疑者の犯行は巧妙で、高級住宅街の高齢者ばかりをターゲットにしていたそうです。ロサンゼルスの住宅価値は平均87万ドルで、日本円にしておよそ1億3000万円です」(同前)