10月27日発売の「週刊ポスト」は、早くも始まった高市政権への財務省の徹底抗戦の内幕をスッパ抜き、日本の行く末を予測するスクープ合併号。「政策本位」はすべての政権が言うことだが、ついに念願の連立入りを果たした日本維新の会は、官僚機構への厳しい姿勢をこっそり封印している。それはなぜなのか――。大谷翔平に立ちはだかる難敵、大相撲ロンドン公演に反発する白鵬、血圧と血糖値を同時に下げる目からウロコの健康術、新連載マンガなど、盛りだくさんの内容でお届けします。
今週の見どころ読みどころ
◆高市大号令「財務省をぶっ潰せ」をぶっ潰そうとする「ザイム真理教」包囲網
片山さつき・財務相は就任会見で、故・森永卓郎氏が財務省とそのシンパを批判した造語「ザイム真理教」を用いて、これまでの政権・自民党を操った財務省を改革すると宣言した。しかし、すでに“教団”は先手を打ち、党内人事にまで手を突っ込んで周到に根回しをしていた。さらに、「小さな政府」を標榜していたはずの日本維新の会まで巧妙に財務省の戦略に取り込んだ。本誌連載でビートたけしは、「万博しかり、もともと国のカネを使うのが与党以上にうまかったんで、その傾向はますます強まるんじゃないか」と喝破している。
◆大谷翔平「ワールドシリーズ連覇&MVP」に立ちはだかるブルージェイズの刺客たち
日米ともに所属リーグでレギュラーシーズンを制覇したチャンピオン同士のハイレベルな最終決戦が展開されているが、大谷にとっての正念場は第4戦に予想される二刀流で真の力を見せられるかだ。ブルージェイズの主砲・ゲレーロJr.にはこれまでも分が悪い。打者として対戦する投手陣はそこまでの脅威ではないものの、シュナイダー監督は「敬遠いじめ」を得意とする。この難敵にどう立ち向かえばいいか、ジャーナリストらが分析した。
◆大盛況だったというが……大相撲ロンドン公演の「ガチンコなし」に白鵬が真っ向対立
テレビニュースでは、ロンドンで大歓迎を受け熱狂を巻き起こした力士たちの様子が連日流れて相撲人気を印象づけたが、同時に取組のシーンを観て「こりゃ本気じゃないな」と感じた国内の好角家も多かったはずだ。もつれて土俵下に落ちるような熱戦はなく、本場所ではまず見ない珍手も飛び出す。「しょっきり」とまでは言わないが、まるで芝居のような内容は、角界を去って「世界相撲グランドスラム」を構想する元横綱・白鵬翔氏が目指す世界進出とは真逆のものだった――。
◆<スクープ撮>安達祐実「新恋人との手つなぎデート」でザワつく「猪木の縁」
本誌ニュースサイト「NEWSポストセブン」がスクープした注目デート。安達は2回の結婚を経てシングルマザーとして2人の子育てを続ける身だが、今回のお相手はNHKの敏腕プロデューサー。ファンはその幸せそうな姿に安堵したと同時に、どうやら男性が相当な「猪木ファン」であることがわかるファッションにザワついた。なぜなら猪木といえば、あの元夫とも深い縁があり……。
◆政策に売りなし! 高市×トランプで始まる株高フィーバーに乗る期待銘柄30
「政策に――」は有名な相場の格言だが、特に高市早苗・首相のような積極財政派が国の舵取りをしている時は、その政策を読んで先行投資することで大きな儲けが期待できる。アメリカとの関係、日本への要求も密接に絡んでくる。防衛、造船、半導体、AIなど、注目セクターの期待株を名うての億り人たちがピックアップした。
◆いよいよ終演が見えてきた「田久保劇場」に、まさかの「次の一幕」が!
伊東市の田久保真紀・市長は、次の市議会で2度目の不信任を決議されて失職する見通しで、市議選の結果を見ると出直し市長選での復権の道もなさそうだ。経歴を「タクボった」代償は大きいが、なんと見据える「次の舞台」は伊豆を飛び出して全国ツアー!?
◆プロレスの名レフェリーが岩手の旅館でクマに惨殺されて山中で発見されるまで
10月16日に岩手県北上市の旅館で露天風呂を清掃中の男性がクマに襲われ、翌日、50メートルほど離れた雑木林で激しく損傷した遺体となって発見された。被害者は笹崎勝巳氏(享年60)。実は女子プロレスの名レフェリーとしてファンに慕われ、プロレス運営団体の社長を務めた経歴も持つ人物だった。愛したプロレス界から引退し、50代で恵まれた2人の子供と妻を伴って旅館従業員として岩手に向かうまでの波乱の人生を追った。
◆こんな方法があったのか――血圧と血糖値を1週間で同時に下げる簡単メソッド
高血圧も高血糖も悩ましい国民病だが、だからこそそれぞれに専門医がいて、別々に受診する患者も多い。ところが、生活習慣病全般を研究する医師によれば、2つは相互に作用する症状であり、同時に対処することでどちらも改善できるという。食事、運動、生活習慣のメソッドを図解や献立表付きでまとめた。
◆リタイア世代でも「払う税金を年間10万円減らす」秘策をスゴ腕税理士が伝授する!
納税は国民の義務だし、収入や財産がそんなに多くない庶民やリタイア世代には節税できる余地は小さい。それは確かに正しいのだが、プロ中のプロに言わせると、まだまだ私たちは税金を払いすぎているのだという。節税に精通し、国際資格も持つ税理士が、夫年収300万円+妻年収150万円の夫婦をモデルに年間10万円の節税術を解説する。あわせて節税効果バツグンのふるさと納税の最新テクニックも紹介。
◆<新連載スタート>タブーをえぐる殺人現場巡礼マンガ『生と死の狭間にて』
空前の「赤羽ブーム」を生んだエッセイマンガ『東京都北区赤羽』の作者・清野とおる氏が送る、心揺さぶられる新連載。「北区赤羽」では、そのディープな街を探訪しながら多くの不思議や魅力に出会うストーリーが読者を惹きつけたが、今回、清野氏が選んだテーマは「殺人現場」だった。事件はなぜ起きたのか、どんな惨劇があったのか、被害者の人生は ――その現場には作者を引き寄せ、恐怖させ、深く考えさせる残像が映し出されていた。
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