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中国に土下座して毎年40億円を差し出す日本を描いた名ジョーク

 中国の傲慢な態度や、それにひれ伏す日本の姿を見ていると、あまりに滑稽で、もはやジョークとしか思えない。最新刊『無知との遭遇』(小学館刊)で、日本の政治家の「無知」ぶりを、本質を突いたジョークを交えて綴った国際ジャーナリスト・落合信彦氏が解説する。

 * * *
 次のジョークは実に的を射たものだ。

「与党を激しく批判することで国民の支持を得たある野党が、国民からの支持を受けて、ついに選挙で与党を政権の座から引きずり降ろした。選挙の翌日、党首は党の議員たちを一堂に集めたが、どうにも表情が暗い。

“皆さん、今日から私たちが与党になります。そこで、皆さんのお知恵を借りたいのですが、私たちはこれから、一体誰を批判すればいいのでしょうか?”」

 この話がジョークに見えないところに、日本の政治の怖さがある。

 民主党は、自民党を引きずり降ろしたまではいいが、その後、普天間問題にしても、尖閣諸島の問題にしても、解決能力はゼロ。結局、批判するだけで、日本をどのように導こうかという国家観はまったくなかったのだ。

 挙げ句、中国に土下座することしかできず、一方で、毎年、40億円以上のODA(政府開発援助)をむしりとられ続けている。そして、中国は日本からの援助で浮いた金を、資源の眠るアフリカ諸国への援助金や、軍備拡張資金に回している。日本の政治家があまりに「無知」ゆえに、我々の血税が失われ、安全保障も脅かされているのだ。

※週刊ポスト2010年10月22日号

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