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地デジ化の悲劇 徳島県では視聴可能チャンネルが10から3に

地デジ化がいよいよ間近に迫ってきた。アナログの場合、微弱な電波であっても画面は映る(いくらかの電波障害が起こる可能性はあるが)。しかしデジタル波は、電波がある一定以下の弱さになると画面がまったく映らない。そのため、佐賀県や徳島県など、民放局が1つしかない県では、地デジ化により視聴できる局が減ってしまうことになった。

例えば、徳島県ではこれまで、岡山・香川・大阪・兵庫などからの電波を受信することによって計10チャンネルの番組を視聴可能だったが、地デジ移行後は、徳島ローカルの四国放送とNHK(総合・教育)の3チャンネルしか見られなくなり、他チャンネルを見たければケーブルテレビに加入しなければならない。

地デジ化が国民利益に反する象徴的な事例だ。総務省に問うと、「県域免許が原則だからやむを得ない」(地上放送課)と、公僕意識のカケラもない回答だった。

※週刊ポスト2011年7月22・29日号

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