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GWの旅行先 東北の温泉宿なら今からでも間に合うとの情報

 いよいよ始まるゴールデンウィーク。今年は最長で連続9日間の休暇を取ることも可能で、早くから旅行の計画を立てている人も多いはず。既に乗り遅れてしまった人もいるだろうが諦めるのはまだ早い。このGWは東北の温泉が狙い目だと語るのは、観光ジャーナリストの千葉千枝子氏だ。
 
「原発から離れた地域でもいまだに風評被害に遭っていること、3月末で東北地方の高速道路無料化が終了したことなども影響し、東北の温泉宿の客足は鈍くなっています。さすがに5月3、4日あたりは予約が埋まっているところが多いですが、それ以外はまだ空室が目立ちます」

 実は、この春から政府と東北6県が主体の『東北観光博』がスタートし、温泉街では各種イベントが開催されている。昨年、平泉が世界遺産に登録された岩手県などは名所旧跡所も多い。

「東北には秘湯も多い上、海の幸、山の幸に加え、岩手の短角和牛など肉もおいしい。今年は桜の開花が遅く、特に内陸では5月上旬というところも。GWに温泉で花見ができるかもしれませんよ」(千葉氏)

 震災前のこの時期なら「満室が当たり前」の名旅館が、まだ間に合うケースもある。被災地の復興支援にもなる東北の温泉宿で、お父さんの“株”を上げてはいかがでしょうか?

※週刊ポスト2012年4月27日号

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