国内

菊地直子容疑者 逃亡中に平田信に対する性欲をノートに綴った

 6月3日、1995年の地下鉄サリン事件で殺人容疑などで特別指名手配されていたオウム真理教元信者・菊地直子容疑者(40)が神奈川県相模原市で逮捕された。彼女の17年にわたる逃亡生活が終わりを迎えた。

 菊地容疑者の足取りが最後に確認されたのは、1996年11月中旬まで潜伏していた埼玉県所沢市のマンションの一室にあるアジトだった。警察がこのアジトに踏み込んだときには、すでに菊地容疑者らの姿はなかったが、そこには彼女の小さなメモ帳のような「ノート」が置かれたままになっていた。

 そのノートに綴られていたのは、「警察に出頭するか、逃走を続けるか」の葛藤のほか、菊地容疑者の性に対する生々しいまでの欲求や複数の男性への愛情だった。ノートのなかで次から次へ挙げられる男性の名――18才から23才という間、オウムに身を投じた彼女にとって、逃亡生活はまさに愛と性欲に翻弄される日々だったのかもしれない。こんな記述もある。

<男性に対する邪悪心(性欲に対する恐怖)+破戒することの恐怖(性欲は対象と見られる事への恐怖)>

<性欲に対する恐怖&罪悪感の葛藤>

 その葛藤は、今年1月、自ら出頭して逮捕された平田信被告(公証役場事務長逮捕監禁致死容疑などで特別指名手配。47才)にも向けられていた。ノートにはこうある。

<平田に対する邪悪心(=肉体に対する愛着=プライド=現世に対する愛着)>

<男性に対する邪悪心 この場合の男性は平田をさす。当然こちらのほうが優位。だって平田のほうが性欲が強いから>

 1996年6月ごろ、菊地容疑者は一時、名古屋を訪れているが、平田被告も当時、名古屋に潜伏していたことがわかっており、ふたりはこの時に接触したものと思われる。

 ノートにはその時々の感情が箇条書き的にランダムに綴られており、登場したMや林泰男死刑囚、平田被告とどのような関係だったのか、詳細はわからない。

※女性セブン2012年6月21日号

関連記事

トピックス

サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン
ロコ・ソラーレ(時事通信フォト)
《メンバーの夫が顔面骨折の交通事故も》試練乗り越えてロコ・ソラーレがミラノ五輪日本代表決定戦に挑む、わずかなオフに過ごした「充実の夫婦時間」
NEWSポストセブン
来季米ツアー出場権を獲得した原英莉花(C)Yasuhiro JJ Tanabe
《未来の山下美夢有、竹田麗央を探せ》国内ツアーからQシリーズへの挑戦の動きも活発化、米ツアー本格参入で活躍が期待される「なでしこゴルファー」14人
週刊ポスト
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《麻薬取締法違反の疑いでガサ入れ》サントリー新浪剛史会長「知人女性が送ってきた」「適法との認識で購入したサプリ」問題で辞任 “海外出張後にジム”多忙な中で追求していた筋肉
NEWSポストセブン
サークル活動にも精を出しているという悠仁さま(写真/共同通信社)
悠仁さまの筑波大キャンパスライフ、上級生の間では「顔がかっこいい」と話題に バドミントンサークル内で呼ばれる“あだ名”とは
週刊ポスト
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さんが綴る“からっぽの夏休み”「SNSや世間のゴタゴタも全部がバカらしくなった」
NEWSポストセブン
米カリフォルニア州のバーバンク警察は連続“尻嗅ぎ犯”を逮捕した(TikTokより)
《書店で女性のお尻を嗅ぐ動画が拡散》“連続尻嗅ぎ犯” クラウダー容疑者の卑劣な犯行【日本でも社会問題“触らない痴漢”】
NEWSポストセブン
オリエンタルラジオの藤森慎吾
《オリラジ・藤森慎吾が結婚相手を披露》かつてはハイレグ姿でグラビアデビューの新妻、ふたりを結んだ「美ボディ」と「健康志向」
NEWSポストセブン
別居が報じられた長渕剛と志穂美悦子
《長渕剛が妻・志穂美悦子と別居報道》清水美砂、国生さゆり、冨永愛…親密報道された女性3人の“共通点”「長渕と離れた後、それぞれの分野で成功を収めている」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《母が趣里のお腹に優しい眼差しを向けて》元キャンディーズ・伊藤蘭の“変わらぬ母の愛” 母のコンサートでは「不仲とか書かれてますけど、ウソです!(笑)」と宣言
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《お出かけスリーショット》小室眞子さんが赤ちゃんを抱えて“ママの顔”「五感を刺激するモンテッソーリ式ベビーグッズ」に育児の覚悟、夫婦で「成年式」を辞退
NEWSポストセブン
負担の多い二刀流を支える真美子さん
《水着の真美子さんと自宅プールで》大谷翔平を支える「家族の徹底サポート」、妻が愛娘のベビーカーを押して観戦…インタビューで語っていた「幸せを感じる瞬間」
NEWSポストセブン